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2012年8月21日放送
岸田劉生のデッサン
| 鑑定依頼人 | 吉沢仁章さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 永井龍之介 |
| ジャンル | 西洋画・彫刻 |
| 本人評価額 | ¥ 500,000 |
| エピソード | 元NTTの通信士。1974年には南極観測隊の通信士として1年間南極に滞在した。お宝は絵の収集が趣味だった義父が昭和20年代に神戸の画廊で購入したもの。20年程前、義父は亡くなる前にそのコレクションのほとんどを売り払ったが、この絵を一番大事にしていたため決して手放さなかった。現在は吉沢さんが管理しているが、絵にまったく興味がないのでもし高ければ売ってしまいたい。 |
岸田の「輪廻」という油絵の下絵で、1914年、23歳の時の作品。劉生の画業の中で、20代の頃は西欧の古典的なものから影響を受けて画風が変わった時期。依頼品のような宗教的な画を描いたのはこの時期だけ。多くの人物が描かれているが、善と美を欲する者や争っている姿など、普遍的な人類の意志を描いている。「輪廻」には何点か下絵が描かれているが、依頼品がもっとも完成作品に近い。そういう意味では大変貴重な発見と言える。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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