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2013年6月11日放送
九代 大樋長左衛門の茶碗
| 鑑定依頼人 | 宮田正典さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 中島誠之助 |
| ジャンル | 焼き物・茶道具 |
| 本人評価額 | ¥ 500,000 |
| エピソード | 宮田さんの趣味は木工品の収集。オーダーで職人さんに加工してもらうことが一番の喜びのため、使えそうな木は何でも集めてしまい、倉庫は廃材で一杯。 お宝は2年前、骨董好きの義弟から貰ったもの。義弟は病に倒れ、余命短いと診断されていた。そこで、形見として自慢の茶碗を受け取って欲しいと言われたのだが、タダでは申し訳無いため、深夜の警備員のアルバイトを二ヶ月行い50万円を謝礼として渡した。しかし、調べてみるとかなりの名品のようで、謝礼以上に高い物だったら申し訳無いと価値が気になっている。 |
大樋焼の名工・九代長左衛門の作品に間違いない。変わった形をしているが手に持つと持ちやすい。中も曲がっているので奥が深く見える。砂の多い土を丹念にへらで成型し、全体に薄造り。そして大樋の飴釉がうっすらと均一にかかっており気品が感じられる。胴にある渦模様や櫛目は水の流れを意識した、いわゆる“仙叟好み”というデザイン。高台の脇に長左衛門の印が押してあり、鵬雲斎宗室の花押が描いてある。茶道の家元が花押を押すと言うのは非常に稀なこと。初代長左衛門が作った作品「聖」の写しであるという伝承も含め、茶碗としての要素を全て備えた名碗。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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