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2013年10月15日放送
龍の自在置物

鑑定依頼人 | 桂千代子さん |
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鑑定士 | 大熊敏之 |
ジャンル | 近代工芸 |
本人評価額 | ¥ 5,000,000 |
エピソード | 18年前、阪神淡路大震災で部屋がめちゃくちゃになった際、整理をしていたところ段ボール箱の中に風呂敷に包まれた木箱を見つけた。 開けてみると見たこともない気持ち悪いものが入っていた。それがお宝。 しかしよく見るととても精巧にできたものだったので高価なものなのではと思い、きっと羽振りの良かった先祖が手に入れて大事にしてきたものだからと手放さずにいた。しかし、最近、夫の克彌(かつや)さんの健康が心配でなので、今のうちに処分して3人いる子どもたちに公平に分けたいと考えるようになった。 |

銘に「清春」とあるが、江戸時代の甲冑師「明珍清春」のことではない。もう一人、明治時代に依頼品のような自在置物を作る、「清春」の号を持つ人物がいた。箱の蓋裏に黒い印があり、「新次清春」と読めるが、これは板尾新次郎という人物のもの。板尾は独学で金属を組みたて動かす術を身につけ、明治26年のシカゴ万博に作品を出品して大変な評判を呼んだ。近代に明珍系を独自に復活させた作家の、写真でしか確認できなかった作品の本物が出てきたことになる。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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