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2015年12月22日放送
澤田政廣の楊貴妃像
| 鑑定依頼人 | 斎藤久夫さん |
|---|---|
| 鑑定士 | 大熊敏之 |
| ジャンル | 近代工芸 |
| 本人評価額 | ¥ 2,000,000 |
| エピソード | 17年前、知人の家に遊びに行った際、飾ってあったこのお宝の顔がとてもタイプだったため一目惚れした。聞けば、元々骨董好きの建設会社の社長が持っていた物だが、会社が潰れたため、友人に買い取ってくれと頼んできたという。友人に譲ってほしいと頼みこみ、当時貰ったばかりの退職金の一部を使い買い取った。現在は、専用の展示用ケースを10万円掛けて作り、自室の一番目立つところに飾って毎日眺めている。 |
実は依頼品は幻の作品。昭和10年「第31回太平洋画会展」の出品作で、昭和10年というのは帝展改組の騒動が起こった年で、かわりに以前から出品していた太平洋画会展に出品したのだが、その後行方がわからなくなっていたもの。大変美しく、もし官展がちゃんと開かれてそこに出品していたら特選か何か獲ったであろうという出来栄え。全体にややプロポーションが引き伸ばされた感じがするが、アール・デコの流れを引いたモダニズムの形態把握が当時の一つの特徴。それにプラスして古代の神話や仏教美術の影響を受け、余計なものは細部を削り落としながら気品とモダンな感覚を融和することを木彫でやろうとしていた。しかも彩色も見事。ただ残念なのはだいぶ染みが出てしまって全体の優美さを損なっていること。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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