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- 絵画 15点
2019年4月30日放送
絵画 15点

鑑定依頼人 | 佐藤知治 |
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鑑定士 | 山村浩一、 額賀大輔 |
ジャンル | 西洋画・彫刻 |
本人評価額 | ¥ 60,000,000 |
エピソード | 依頼人は「那須りんどう湖レイクビュー」常務。1965年に開園した観光牧場兼遊園地の総合テーマパークで、「那須高原の小さなスイス」を銘打つ通り、那須連山に囲まれた雄大な景色が自慢。しかし近年、入園者数は減る一方で、昨年はインスタ映えを意識して園内にフォトスポットを多数作ったが反応はイマイチ。他に何かアピールできるものはないかと考えた時に思い出したのが今回のお宝。以前の経営陣が買い集めたもので、園内に美術館を作り飾っているが入手経緯も真贋も不明。鑑定団でお墨付きをもらい宣伝材料にしたい!! |

全て本物。一番高いのはクールベ「シヨン城」で1億2000万円。晩年の代表的図柄。壁面、岸壁などはパレットナイフで素早く描いている。遠景はアルプス山脈。静寂な自然描写はクールベらしさが良く表れている。次がクールベ「海辺の牧草地」で8500万円。ミレー「リュウバイイの牧場」が7500万円。パステルで描かれており、遠景から近景にかけてぼやけていく大気感は伝統的な風景画。油彩のミレー「牧草地で編み物をする女」7000万円。祈るような女性の姿が聖母マリアを連想させるような、ミレーの油絵の本質が表れている。コロー、トロワイヨン、ジャックなどバルビゾンの七聖と呼ばれていて、中心的な画家の作品がたくさんある。1つだけ少し後、エコール・ド・パリと呼ばれる時代のレオナール・フジタ「裸婦」。フジタらしい繊細な作品。和紙に描かれている。きちっと真っ直ぐで紡いでいる部分はなく、背景のぼかしも滲みや溜りがない。いかにフジタが筆遣いが巧みだったかを見て取れる。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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