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あなたの知識はもう古い!?高血圧の新常識
ゲスト彦摩呂(ひこまろ)

桑島厳(くわじまいわお)
東京都健康長寿医療センター副院長。
「高血圧のすべてがわかる本」「高血圧の常識はウソばかり 」
「9割の高血圧は自分で防げる」等著書多数。
放送内容

■「高血圧には2つのタイプがある」
2つのタイプは、「ギュウギュウ型」と「パンパン型」年齢で違ってくる。
*60歳以下は血管が細くなるギュウギュウ型が多い。
*65歳以上は腎臓の働きが弱まり塩分を外に出す力が減るため、パンパン型になりやすい。
*高血圧で悩む65歳以上の高齢者のおよそ9割がパンパン型。

【使用する薬】
*ギュウギュウ型は、血管を拡張させる降圧薬を使う
*パンパン型は、塩分を外に出すための利尿薬を使う
*昔は高血圧というと降圧剤を出していたが、最近はタイプによって薬を使い分けている。

【血管への負担】
*血管は24時間365日毎日、血液を送り込んでいる、いわば「ライフライン」の役目をしている。
*道路に例えると24時間毎日車が通っているのと同じ。年を重ねるごとに血管が痛み傷つき、固くなってしまい動脈硬化につながってしまう。

 

■脈圧
上の血圧ー下の血圧=脈圧
※これが新しい動脈硬化の指標

*脈圧40~59が正常値。
*上の血圧が140以上でさらに脈圧が70以上だと動脈硬化が進んでいる可能性がある


■「突然死に繋がる“隠れ高血圧”」
血圧は普段日中は高く、夕方になるにつれて減少。そして睡眠時が一番低く、起床後に一気に血圧が上がる。それに対して隠れ高血圧の方は睡眠時も全く下がる事がない。

*65歳以上の高齢者で、高血圧を患っている人のおよそ3人に1人が、睡眠時の血圧が上がりっぱなし。
*以前は、寝ているときの血圧が低いと血の流れが悪くなり脳の血管に詰まりが起きやすくなり、
「夜の血圧が低いほど脳卒中になりやすい」と言われていた。しかし、それは間違いで全くの
逆だった。
*高齢者になると、ちょっとしたことでも血圧の変動が激しくなる。緊張すれば高血圧になるし、ゆるめば正常値になる。
*高血圧から低血圧になる瞬間が一番危険。
*お風呂やトイレに入る時、暖房の効いた場所から温度が低い場所に移ると一気に血圧が
変動する。
*心筋梗塞や脳卒中を起こしやすく、突然死に繋がる可能性も!

 

■血圧測定のタイミング
*朝、血圧が異常に高い場合は、起床時に血圧が上昇するため、朝食を食べる前に測ると良い。
*夜は夕食前の落ち着いた状態で測る
*気にし過ぎて何度も測る血圧不安症になってしまう人がいる。それ自体がストレスになり血圧が上がってしまう。
*中には救急車で運ばれる人も…

 

■「高血圧のウソホント」
第1問
「高血圧にはソバよりハンバーグの方がよい」
正解:ホント
そばはハンバーグよりも塩分が高い。ハンバーグ1.4gに対しソバは、およそ4倍の6g!
丼などの一食ものより定食物が良い。

第2問
「水を飲めば高血圧を防げる」
正解は:ウソ水を飲み過ぎると、細胞が水膨れ状態となり血管を膨張させ高血圧に!
第3問
「入浴時は熱い湯船に入る」
正解:ホント
浸かるのは42度位の熱いお湯に10分以内が良い。10分以上の長風呂は脳貧血の危険性が!
第4問
「降圧薬は効果が出なくても、2週間は飲むべきである」
正解:ウソ
血管を拡張する降圧薬は、早くても1日、利尿薬は2日~3日で効き目が出てくる。
1週間飲んでも効き目がなければ、薬を変えるべき。

第5問
「高血圧を改善するための運動は、サッカーやバレーボールなど団体競技が適している」
正解:ウソ
チーム戦はスピードや激しさなど、それがかえってストレスになる。ウォーキングや水泳などの有酸素運動が適している。

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