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体からのSOSサイン!「夜のトイレ」に潜む病
ゲスト

■ゲスト・・・谷 隼人

■専門家・・・巴ひかる
1983年東京女子医科大学 医学部医学科卒業
2001年東京女子医科大学東医療センター 泌尿器科講師
2011年骨盤底機能再建診療部教授・診療部長, 泌尿器科教授 兼任
【所属学会】
日本泌尿器科学会委員長
日本排尿機能学会(理事)など
【資格】
日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本透析医学会専門医

放送内容

■夜間頻尿
飲み過ぎで、1回起きるのは問題ない。
日中でも4~7回しかトイレに行かないのにその3分の1の時間で3~4回もトイレに行くのは異常。
加齢とともに、尿意を促すホルモンが減少するため、年齢を重ねるごとに増える。


■夜間高血圧
夜中に高血圧なため、昼夜変わらず血液が多い。
腎臓に流れ込む血液の量も昼と変わらないため、夜間も、たくさん尿が作れている。
夜も血圧が下がらないため、血管に負担がかかってしまうので、脳梗塞や脳出血のリスクが高くなる。
寝る前や朝一に血圧を測定した時に、日中より20mmHg以上高い場合を指す。


■高血圧の薬を飲んでいる人
朝だけ薬を服用する人で、日中にしか血圧を測定しない人は 夜や、翌朝薬を飲む直前に血圧が高くなっている可能性がある


■夜間高血圧の治療法
降圧薬の調整、利尿薬の内服


■心臓と夜間頻尿の関係
心臓が弱ると血液が体内にうまく循環できなくなってしまうので 立って過ごしている間に、脚の水分がたまっていきむくんだ状態になる。
夜、横になると脚にたまった水分が心臓にながれてしまい、心臓は増えすぎた血液をもとにもどそうと おしっこを作るホルモンを分泌する。
放っておくと心臓がふくれあがり、心不全になる


■BNP検査(脳性ナトリウム利尿ペプチド)
心臓から出る利尿ホルモン(BNP)を測定し、心臓負荷・心筋の肥大を検査。
→異常が確認されたら循環器科へ

■予防法
寝る2~3時間前に、脚を心臓よりも高くして横になる。
この姿勢で30分ほど血液を心臓に流す。
足首を前後に動かすと、水分を効率的に流す事ができる。
寝る前に脚にたまった血液を心臓に戻し、トイレを済ませておくと良い。


■弾性ストッキング
強い圧力でむくみを防ぐ。下肢静脈瘤でも使用される


■睡眠時無呼吸症候群
大きないびきがでる。舌の根元で空気の通り道をふさがれているのに呼吸しようとしているから。
気道がふさがると、肋骨と横隔膜に囲まれてた空間の気圧が下がり、心臓が膨らみ血液が流れ込んできてしまい、放っておくと高血圧や心臓病のリスクがある。
夜の尿の量が多くなる。

■排尿日誌
1日の「おしっこをした時刻」と「尿量」「摂取水分」を記録。
市販の計量カップや専用の紙コップを使用。
夜間の尿量が、1日の尿量の3分の1以上ある人は呼吸器内科で治療をお勧めする。


■過活動膀胱
膀胱の筋肉が勝手に収縮し、尿を我慢できなくなってしまう症状。
水を見ただけでも尿意を感じたり、ガマンできなくて尿もれしてしまう事もある
※原因
脳血管障害や脊髄障害(神経因性)が2割、下部尿路閉塞、骨盤底の脆弱化、加齢、特発性が8割。

 

■膀胱訓練
尿意を感じてもトイレに行くのを、我慢する。
最初は5分から、1ヶ月単位で5分ずつ、最大30分まで延ばす。
膀胱をリラックスさせる「抗コリン薬」もある。


■前立腺肥大症
膀胱の下にある男性特有の臓器年齢とともに大きくなり50、60代以降の男性では比較的多い。
約50%強に過活動膀胱が合併し、頻尿になる。
※検査
排尿日誌や残尿測定、超音波で前立腺の大きさを診る
※治療法
過活動膀胱を合併した前立腺肥大症の60%は、薬を飲むと改善する

■L4花めぐり~多摩森林科学園~
入園時間:9時30分から15時30分 閉門16時(※4月は9時開園)
入園料:大人300円 子供50円(高校生まで)
(4月のみ)大人400円 子供150円
休園日:5月から2月の毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
3月および4月は休園日なし
年末年始(12月26日から1月15日まで)
アクセス:JR高尾駅北口から徒歩10分
お問い合わせ:
所属課室:多摩森林科学園庶務課
〒193-0843 東京都八王子市廿里町1833-81
電話番号:042-661-1121

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