

拘置所の中のドラマだと聞いた時は、世の中にある、たくさんの職業の中でも、あまりに身近に感じてこなかった世界だと思いました。 刑が確定してから、そして執行されるその日までの間、ただでさえ無力な社会人一年目の刑務官が、死刑囚たちにどう向き合っていけばいいのか、 等身大の主人公が目の前の現実に驚き、そこでしかあり得ない生身のふれあいの中で悩み苦しむ姿を、ドラマを観て下さる方々に少しでも近い感覚で表現出来たらと思っています。 今までに無い、難しい職業の役柄で不安もありますが、スタッフ・キャストの皆さんと共に、心を込めて挑戦していきます。

Q.原作「モリのアサガオ」を読んだ感想をお教えください。
限りなくシンプルに、細かい線で描かれた作風でつづる物語から受けたものは、死刑存廃問題の是非と目をそらしてはいけない現実という極太なメッセージでした。もし自分ならどうするのか?今、自分には何ができるのか?といった意識をいやおうなく呼び覚まされると共に生にしがみつく力が内からふつふつと涌き上がってきました。
Q.演じられる渡瀬満はどんな人物だと思いますか。
善悪や陰陽といった対極の概念だけでは渡瀬満は現すことはできないでしょう。それほど、彼が背負ってしまった哀しみは大きすぎて、根深いものだと思いました。
Q.演じる上での思いをお聞かせください。
正直、今の段階でこのセンシティヴな役柄に対して思いを語る事はとても難しいです。真摯に向き合っていても言葉が見つかるかどうか。簡単には話したくない事ですし、自分にウソをつくことになってもいけないし。
ただこのような役柄は、人生において何度もできるものではないと思っています。いままで学んできた事と自分の持つ想像力を最大限に活用し、作品を作っていく中で、想いは深まり、見えてくる事もたくさんあるはずです。僕自身、この作品を撮り終えたときに、自分の心の中にどのような思いが生まれるかとても興味があります。

Q.原作「モリのアサガオ」を読んだ感想をお教えください。
ドロドロしていて世界観が独特だったのですが読んでいくにつれて作品の真意に触れて「生」について考えさせられました。
答えをなげかけるのではなく、答えを考えさせる作品だなぁと思いました。
Q.演じられる沢崎麻美はどんな人物だと思われますか。
作品の中で唯一(自分が普通に生活していて)接する可能性のある人物だと思います。真面目すぎて周りが見えなくなることもありますが人間味のある素直な子だと思います。
Q.ドラマ「モリのアサガオ」で演じる上での思い、意気込みなどをお聞かせください。
マンガと同じように、答えを渡すものではなく見て頂く方に答えを求める作品にしたいです。
私も一緒に考えながら撮影に入りたいと思います。


