モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚「絆」の物語

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モリのアサガオ豆知識

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無期懲役と終身刑

死刑制度の是非が取りざたされる時、必ず話題に上がるのが無期懲役と終身刑の問題。よく聞く話では、「海外には終身刑があるが日本には終身刑が無い」「無期懲役が下されても10年で出てこられる」など言われています。
有期刑に対する無期刑(無期懲役と無期禁固がある)と終身刑ですが、漠然としたイメージでは
無期刑・・・刑期の定めが無いから場合によっては10数年で出てこられる
終身刑・・・単純に死ぬまで刑務所から出てこられない
と思っている方も多いと思います。
まず終身刑について。
  「諸外国には終身刑があるのに日本にはない」と言われますが、実は多くの国の終身刑は日本の無期懲役と同様に仮釈放のある終身刑です。
つまり運用上は大きな違いは無いとのこと。
仮釈放の無い生涯釈放されないものは絶対的終身刑といい、採用している国もあるようです。アメリカの一部の州、オーストラリアの一部の州、中国、オランダ、スイス、ハンガリーなどがそうですが、どうやら少数派のようです。
次に無期刑について。
「日本の無期懲役は15年程度で仮釈放になってしまう」とマスコミなどでも取りざたされるのを聞きますが実際はどうでしょうか。
確かに無期刑になった場合、10年で仮釈放の資格を得ることができ(刑法第二八条)、各刑務所長が申請した後に、地方更正保護委員会が決定して仮釈放されます。つまり法律上は確かに10年で仮出獄できる可能性があるということです。
しかしこれはあくまで制度上のことであり無期の判決を受けながら10年で仮釈放される人間などまずいないようです。
97年の調査では、仮釈放された無期刑囚の平均受刑期間は21年6ヶ月、06年では25年1ヶ月に及んでいるようです。多くの無期刑囚は20年以上拘留されており、中には在所50年以上の者もいるようです。当然一生出所できない人もいるということです。
こう考えると、日本の無期懲役と海外の終身刑はかなり似ているもので、もし日本にも終身刑を導入するべきだと言う方は、正確には絶対的終身刑を導入するべきだということになります。

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