もうすぐ春、隅田川に花見の季節が近い。なかには「花より団子」という人も。食いしん坊の江戸っ子に、春を感じさせる物といえば、長命寺の桜餅。創業から280年にもなるという江戸の味。川柳にも詠われている。長命寺の門番であった初代新六が、あたりにサクラが多くて花見客が増えたのを見て、桜の葉で餅を包むことを思いついたのが始まり。それが、江戸で評判を呼び名物となった。そしてもうひとつ。小豆、白、味噌あんの三色団子で有名な、名物の言問団子。在原業平の詩にちなんで命名したところ、人気を集めたという。こちらも、江戸末期創業の老舗。伝統の味を引き継ぐ、江戸のお菓子を味わって、桜の咲いた隅田川沿いを歩いて見てはいかがですかというススメ。 取材先:墨田区 長命寺桜餅 / 言問団子
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