このドラマのタイトルになった「ロードナンバーワン」とは、「1番国道」(日本でいう国道1号線)のこと。この幹線道路の南の起点は、全羅南道(チョルラナムド)の黄海に面する木浦(モッポ)だ。ここから光州(クァンジュ)にいたって北上して全州(チョンジュ)、大田(テジョン)にいたり大邱(テグ)からの4番国道と合して、韓国最大の国道となる。ソウル市内に入ると義州路(シンウィジュ)とも呼ばれ、西進して臨津江(イムジンガン)を渡って開城(ケソン)から平壌(ピョンヤン)にいたり、鴨緑江(ヤールジャン)に面する新義州(シニジュ)に向かう。現状では、臨津江の南岸、汶山(ムンサン)からは軍の管轄となって途切れる形になっているが、正式には休戦会談場のある板門店(ハンモンテン)までを1番国道としている。ソウル郊外から汶山までは、民族の悲願を込めて「統一路(トンイルロ)」とも呼ばれる。このあたりは朝鮮戦争の激戦地で、道路脇は慰霊のために植えられたコスモスに彩られている。