秋華賞・英国G1制覇のディアドラが引退 繁殖入り

ディアドラ 写真:REX/アフロ
11月20日(金)にバーレーンのサヒール競馬場で行われたバーレーンインターナショナルトロフィー(芝2000m)に出走し、8着に終わったディアドラ(牝6歳 栗東・橋田満厩舎)。レース後に橋田調教師が同馬を引退させ、繁殖入りさせることを明かした。ディアドラは2017年の秋華賞(GI)を制し、日本で調教された牝馬で初の英国G1制覇(2019年 ナッソーステークス)を果たしている。
橋田満調教師コメント―
もう少し前に行かそうと思っていたのですが、馬が前に行かなかったので道中はあの位置になりました。最後の直線に入って残り200メートルまで前が開かなかった。騎乗したH.ドイル騎手も、前が開いてからはよく伸びたと言っていたので、もう少し早く前が開いていたら違う結果になったかもしれません。
スタート後に前に行かなかったのは競馬から離れたい、という馬の気持ちの表れだったのかもしれません。馬の気持ちを汲んで次のステージである繁殖に進めることをオーナーと相談して決めました。
コース形態も出走する馬のタイプもレースの流れも異なる色々な国の競馬を走って、内国産で日本調教馬の可能性を示してくれたディアドラに感謝しています。
彼女は海外遠征のノウハウを日本の競馬界に残してくれましたが、この蓄積は今後役に立つと思います。この遠征を支えてくれた英国を始めとする海外の関係者に感謝の気持ちを伝えたいです。ファンの皆様も応援ありがとうございました。
JRA公式HPより