【ACL】ヴィッセル神戸 4強入りをかけて「Jリーグの意地を見せたい」

サッカー

2020.12.10

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三浦淳宏監督 写真:新華社/アフロ

 カタールで開催されているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020もノックアウトステージに入り、初出場のヴィッセル神戸が8強に進出。横浜F・マリノスとFC東京が16強止まりで終わり、唯一勝ち進んでいるJクラブとして、12月10日に4強入りをかけて水原三星(韓国)と今大会3度目となる対戦に臨む。

昨年の天皇杯優勝でACLに初めて参戦している神戸は、12月7日のノックアウトステージ1回戦で上海上港(中国)と対戦。2016年の初出場から5大会連続でノックアウトステージに進出し、2017年には4強入りした相手に、躍動感のあるパスゲームを展開して圧倒した。

神戸の次の対戦相手はグループステージでも戦った水原三星だ。2011年、2018年大会で準決勝に進んでいた。

三浦監督は「リベンジマッチ」と位置づけ、前回12月4日のグループステージ最終節での対戦では敗れたことを念頭に、「今回は勝つためのメンバーでしっかりとした準備をして臨む」と話し、さらに「相手はマリノスに勝ったチームなので、Jリーグの意地を見せたい」と意気込んでいる。

水原とは、2月のACL初戦でアウェイに乗り込んで対戦した折には1-0で勝利した。ただ、当時とは水原は監督が交代し、今年9月からはクラブOBで2000年には柏レイソルでもプレー経験のあるパク・ゴナ監督が率いている。水原で監督に就くまでに、ACLで2度の優勝の韓国の強豪、全北現代を率いたチェ・ガンヒ監督や、韓国U23代表を率いたホン・ミョンボ監督らの下でアシスタントを務めてきた。

今大会で水原は11月22日と12月1日の広州恒大との連戦を0-0,1-1で引き分け、グループステージ最終節で神戸に勝って2位通過を決め、7日のノックアウトステージ1回戦でマリノスに3-2の逆転勝利を収めた。

その試合では、マリノスのお株を奪うようなスピード感のある攻撃で昨季のJリーグ王者を翻弄。ミスを誘って得点に結びつけたが、相手と激しく競り合い、パスワークだけでなくドリブルで持ち込む個人技も決定力もある。鳥栖でもプレーしたMFキム・ミヌ選手は攻撃の中心を担う一人だ。

同じ相手との3回目となる対戦だが、神戸の三浦監督は、「チームは非常に良い状態。チームコンセプトは重要だが、メンタリティ、気持ちで相手よりも上回れるように、みんなでいい準備をしている」と話した。

前節の上海戦の後半途中で足を傷めて退いたイニエスタ選手の起用については、三浦監督は前日会見で、「今日の練習でメディカルと話をしてコンディションをチェックする」と話すにとどめたが、チームには36歳のスペインの至宝以外にも、ベルギー代表のフェルマーレン、日本代表の経験も豊富な山口選手や酒井選手、2018年に前所属の鹿島でACL優勝を遂げた西選手もいる。

古橋選手は「チームは一つになれているし、すごくいい雰囲気で楽しい。個人としてもコンディションが上がってきていて、いいプレーが増えている。あとは結果を残すだけ。得点を決めてチームの勝利に貢献できるように、積極的に仕掛けていきたい」と語った。

勝てば、蔚山現代(韓国)と北京国安(中国)との勝者と12月13日の準決勝で対戦する。

 なお、このラウンドからVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムが導入される。


取材・文:木ノ原句望