【川崎フロンターレ】三笘薫インタビュー「ピッチの中では一番になりたいが、ピッチ外ではそんなに目立ちたくない」

川崎フロンターレの沖縄キャンプを取材した番組アナリストの福田正博が、東京五輪代表のエース候補でもある三笘薫を直撃した。
昨シーズンルーキーイヤーにしてMVP級の活躍、今や五輪代表だけではなく、A代表デビューも期待される三笘薫。先日行われた富士ゼロックススーパーカップでも2ゴールと2年目のジンクスなど微塵も感じさせない。「サッカーはチーム対チームのスポーツ。僕へのマークが厳しくなるとすれば他の選手があくので、それはそれでいいと思います」
レジェンド・中村憲剛が引退した。「(大卒なんで)僕も若くはない。もうルーキーではなくなるので存在感をもっと出さなければ、と思っています」
三笘は東京五輪世代。それ以前に3月に行われるワールドカップ予選でのA代表入りも濃厚と言える。「五輪もA代表も小さいころからの夢。手に届くところまできていると思う」
それでも三笘自身は、代表レベルに達してないと自己分析している。「1つはフィジカル。もう少し体を大きくして、そのうえでスピードをつけたい。あらゆる場面での強度も改善したい。そして、守備ですね。日本代表では前線からのハードワークをが絶対必要だと思ってます」
ピッチ外ではあまり目立ちたくない、と笑う23歳。クラブ、そして代表のピッチで大いに目立つシーズンを期待しよう。
Q.コンディションはどう?
徐々に試合に臨めるコンディションは出来上がってきています。
Q. チーム全体の雰囲気はどう?
新しい選手も加入して去年同様なサッカーを目指しているところもありますし、新たな選手の特徴を出して今シーズンをやろうというところもあるので、色々な刺激が入って今のところは順調かなと思います。
Q. 昨シーズンはどんなシーズンだった?
僕自身のことを色々な人に知ってもらいたかったので、そういった上では結果を残せてオリンピック世代にも存在感を出せたし、1年間成長できたシーズンでした。
Q. 昨シーズンが始まる前に、こんなルーキーイヤーを送れる想像はしていた?
ここまでの想像はしていなかったですね。正直、最初の段階ではチームでスタメンを張れるようなところまでいっていなかったですし、練習で精一杯なところがあったので想像以上なシーズンでした。
Q. 今年はマークもキツくなると思うし、去年とはチームでの役割も変わると思うけど、どう捉えている?
チーム対チームなので僕自身にマークがたくさん来れば他の選手が空きますし、力の使い所は去年同様、今年も考えながらやっていきたいと思っています。去年以上に出場時間を伸ばすことや前線からの守備でチームにもっと貢献したり、去年は取れなかった得点パターンを増やして、引き出しを増やしていきたいと思っています。
Q. 中村憲剛選手が今年期待している選手に三笘選手と田中碧選手を挙げたけど、どう感じている?
それは素直に嬉しいです。
去年、憲剛さんがいてチームが上手く回っていたところもあるので、そういった面では僕も碧も若くないですし、チームを引っ張っていく存在にならないといけないと思っています。
去年はルーキーイヤーとして見られていましたけど、今シーズンは2年目でもっと結果を残さないといけないと思っているので、益々存在感を残して活躍をしなければいけないシーズンだと思っています。
Q. オリンピックや日本代表に対しての思いはある?
オリンピックもフル代表も小さい頃からの夢ですし、前よりは手の届くところまで来ているので呼ばれた時には良いプレーをしないといけないと思いますが、まだその段階に来ていないと思っています。
国内組が濃厚というところで可能性は増えると思いますが、去年以上の活躍をしないと今シーズンの最初の出来次第では呼ばれない可能性もあります。3月に代表戦があるのでそれまでに活躍することと、もっともっとコンディションを上げて更に逞しくなった姿を見せられればより可能性は高くなると思います。時間もないですが、焦らずに毎日コツコツやっていきたいです。
Q. 自分の課題はどこだと思う?
一つはフィジカル面で、体を大きくしながらスピードもつけないといけないと思います。世界の選手を見れば分かりますが、まだまだ僕は細く戦える体にはなっていないと思います。
強度の部分では、守備でも攻撃でもですがボールを持っていない時と持っている時の強度を上げないといけないと思っています。特に守備では、フル代表は前線からのハードワークを掲げているので、今世界で活躍されている選手もそういったところのトレーニングをしているのを見てまだまだ自分は足りないなと思っています。
Q. 話は変わるけど、メディア対応がすごくしっかりしているよね。メディア対応は好き?
好きではないです。嫌いでもないですけど(笑)。あまり表舞台に立ちたいタイプではないし、そういう自分の姿を見るのがあまり好きではないですね。
Q. ピッチの中では輝いているのに?
ピッチとピッチ外はちょっと違うところがあるので。ピッチの中では一番になりたい気持ちがありますけど、ピッチ外ではそんなに目立ちたいタイプではないんです。もちろん取材で取り上げてもらうことは嬉しいですが、僕自身はそこまで出たいタイプではないです。
Q. ピッチの中も外もしっかり頭の中で整理されている感じがするよね?
どちらかと言うと考えてやるタイプだとは思いますけど、ピッチ内の方がより直感とか自分の感覚に従っているところがあるので、少し違うところもあるかなと思っています。
Q. 最後に、ファンやサポーターにメッセージを。
去年もコロナ禍でJリーグの関係者やファンの皆さんも苦しい中で開催して頂いてすごく感謝しています。引き続きこのような状況で難しいですけど、僕たちはピッチ内でやれることをやるしかないと思っていますし、応援してくださる方々がいることで僕たちも頑張ろうという気持ちになります。
去年同様に熱い応援をしてくださることを求めていますし、一緒に戦ってJリーグ連覇やACLなどたくさんのタイトルを獲れるように頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いします。