阿部一二三 優勝から一夜明け「自分の柔道を出せた」東京五輪に手応え
2日、柔道・男子66キロ級の阿部一二三(23・パーク24)がグランドスラム・アンタリア(トルコ)での優勝から一夜明け、取材に対応した。
阿部は昨年2月のグランドスラム・デュッセルドルフ以来、1年2ヶ月ぶりとなる国際大会での優勝。開催まで4ヶ月を切った東京五輪に向け、「1試合1試合集中できて自分の柔道を出せたし、五輪に向けて海外の試合を踏めたのはよかったと思う」と手応えを口にした。
阿部一二三オンライン取材 一問一答
Q.久しぶりの海外の試合を終えて
久しぶりの海外の大会で海外選手と組み合ってみて、日本の選手とは違った独特な海外選手の組手や技を感じられたので良かったです。
Q.具体的には?
組み合ったときに、相手が腰をひいていたり、海外選手の独特のガチャガチャとした組手、いいところを持たせてくれない所は海外選手のスタイルでした。
Q.今大会では色んな勝ち方があったが収穫は
組手の部分もそうですし、その中でも自分の担ぎ技は通用するし、最後決勝も足技で勝ちきれたのは成長というかさらに進化していると感じました。
Q.五輪が近づいてきて、海外の選手はギアも上がってる?
担ぎ技に対して研究されていたり、組んでみて意識されていると感じました。
Q.東京五輪に向けて海外の試合は今後挟むのか?
今から考えていこうかなという感じです。
Q.今大会で見つかった課題
自分が組み合ったときに、相手が腰を引いてきたり引き気味の時にどう対応してくか。もっと足技を出せばもっと自分の担ぎ技が効いてくると思ったので、今後はそういう部分を詰めたい。
相手が自分を警戒して自分の柔道をさせないようにしてきても自分の技で投げ切る部分をしっかりとできるようにやっていきたいと思います。
Q.東京五輪に対する思いを
海外の試合を経験できて、五輪に弾みがついたと思います。五輪では良いパフォーマンス、自分の柔道が出せるのではないかと思います。
Q.五輪の代表に決まって以降、気持ちの高ぶりは?
五輪が近づいてきて気持ちが高まってるし、柔道の部分でも成長しているので、残り3か月五輪に向けてもっと進化して最高のパフォーマンスしたいと思います。
Q.以前課題に挙げていた低い担ぎ技の手応えは?
相手も高い技を警戒していたので、低い担ぎ技は効いてくると感じたので、今後もどんどん高い担ぎ技、低い担ぎ技を使い分けて柔道の展開を作っていきたいです。
Q.決勝の小内刈は所属の先輩でもある高藤直寿選手に似ていたが?
足技は練習している。高藤先輩には足のひっかけ方、決め方をアドバイス頂いていたので、参考にしました。今回小内刈で決められて自信になったし、これからも精度を上げていきたい。
Q.古賀稔彦さんに捧げる勝利になった
出発の前に古賀先生が亡くなられて、今大会に臨むにあたって何が何でも勝ちたかったので良かったです。
Q.久しぶりの国際大会で感じたこと
久々に一日で何試合もするというのは1年ぶりになので、1試合1試合集中できて自分の柔道をだせたし五輪に向けて海外の試合を踏めたのはよかったと思います。スタミナ面も心配なく試合に集中してできました。
Q.隔離はどう過ごす?
今から帰国するまで考えて2週間の隔離はあるが、自分が出来ること、講道館、自宅で出来ることをしっかりしようと思います。
Q.今回の取り組みで五輪で活かせそうなことはあるか
隔離があって、調整期間が短い中で調整できてコンディションも最高のコンディションで仕上げられたので自信にもなりましたし、五輪での調整はどうなるかわからないが、限られた状況の中で良いコンディションで出来たのは活かせると思いました。
Q.減量はコロナ以前よりも早めに取り組んだのか?
減量はいつも通り。現地での隔離を頭にいれてやった。良いコンディションで試合に臨めたので、限られた中でもこれだけできるんだと思えたのはよかったです。いつもの体重の数字と特に変わりません。
Q.海外勢の対策について、今までと違ったのか同じだったか?
傾向としては変わらないとは思ったのですけれど、二つ持たせてくれないとは思いましたし、久しぶりの海外の試合でしたが、海外の選手は警戒してきているなと感じた。今回の試合で再確認できた。五輪までにつめていき、あとは自分の柔道を研ぎ澄ませていくという感じです。