W杯メンバー決定前最後の強化試合へ 森保監督が30人を選出「さらにチームの積み上げを」
森保一監督 写真:JFA/アフロ
11月のワールドカップ(W杯)カタール大会へ向けて調整を進めているサッカー日本代表。9月下旬に行うドイツ遠征に臨むメンバーが9月15日に発表され、DF酒井宏樹選手(浦和)が負傷から復帰し、セルティックで好調のMF旗手玲央選手や、レアル・ソシエダMF久保建英選手、フランクフルトMF鎌田大地選手らが選ばれた。
遠征ではW杯に出場するアメリカ代表、エクアドル代表とデュッセルドルフで親善試合を行う。
W杯開幕まで約2カ月。本大会メンバーの決定前の最後の強化試合2試合を行うドイツ遠征へ、日本代表の森保一監督は30人を選出した。
森保監督はW杯登録の26人より多い30人での招集したことについて、「大枠で活動した方が(チームコンセプトや戦術などを)共有できる幅も増えて、厚みも出てW杯へ向かっていけると考えた」と説明。本大会前に長期間の事前合宿を組めないため、今回の活動を最大限に活用したいという思惑を明かした。
W杯メンバー選考について、日本代表指揮官は「今回の活動を中心に選考していく」と基本姿勢を示したものの、「この30人以外にも最高のパフォーマンスを発揮してカタールW杯の代表として戦ってくれる選手がいると思っている。まだまだ可能性のある選手たちをリサーチしているので見ていきたい」と言葉を続けて、最強のメンバー編成で本大会へ臨むために、最後まで選手チェックを続ける意向を改めて示した。
負傷で今回メンバー外となった板倉、浅野、大迫の3選手についても、「見通しでは本大会へは治って選考の対象になるとメディカルから聞いている。まずは焦らず、しっかり治して」と述べて、回復を心待ちにしていた。
攻撃は大迫選手、浅野選手が不在で、所属クラブで出場機会のない南野選手の様子も気になるところ。冨安選手も代表での出場は昨年11月のW杯アジア最終予選以来で、攻撃も守備もチェックポイントは少なくない。選手にとっては本大会のメンバー入りを賭けた戦いもある。
W杯カタール大会の開幕は11月20日。日本代表の初戦は11月23日のドイツ戦で、その後、27日にコスタリカ戦、12月1日にスペイン戦に臨み、グループ2位以内で16強入りを目指すが、今回のドイツ遠征後は、本大会メンバーで臨む現地での事前調整となり、11月17日のドバイでのカナダ代表との強化試合を経て本番を迎えることになる。
森保監督は「チームで積み上げてきたことをさらに積み上げて、その先のカタールW杯への強化と準備になるように一戦一戦、戦っていきたい」と話しており、共通理解や戦い方の徹底を図りたいとしている。
今遠征では9月23日にアメリカ、27日にエクアドルといずれもデュッセルドフル・アリーナでキリンチャレンジカップとして対戦する。
指揮官は、「チーム一丸となって、選手が個々の良さを出して戦う姿を見せて、内容と結果を出したい」と語った。
取材・文:木ノ原句望