昨季62本塁打のヤンキース・ジャッジ 大谷翔平の記録更新に期待「記録は破られるためにある。彼のようなtoe-tap打法が僕の理想なんだ」

アーロン・ジャッジ 写真:AP_アフロ
<2023年7月19日(日本時間20日)ロサンゼルス・エンゼルス 7-3 ニューヨーク・ヤンキース @エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平(29)は19日(日本時間20日)、本拠地でのヤンキース戦に「2番・DH」で出場し、1打数無安打4四球。打率は・306。 試合はエンゼルスが7対3で勝利した。
右足親指じん帯断裂で負傷者リスト入りしているヤンキースの主砲 アーロン・ジャッジ外野手(31)が、試合前に日米メディアの取材に応じた。
両リーグトップ独走の35本塁打を放つ大谷について質問が集中し、「すごいね。見るのが楽しいよ」と率直な印象を吐露した。
昨季、ア・リーグ記録を更新する62本塁打を放ったジャッジ。大谷が新記録に迫るペースで本塁打を量産することには「記録は破られるためにある。63本にプラスして何が起こるか楽しみにしている」と語り、記録更新に期待を寄せた。
また、歴史的快挙を成し遂げた自身の昨季について回顧。メディアやファンの期待をプレッシャーに感じていたと語った。
■アーロン・ジャッジ 試合前コメント
Q.大谷の信じられないようなシーズンをどう見ている?
すごいね。見るのが楽しいよ!彼のこれまでの活躍にとても興奮している。対戦するのは楽しくないけどね(笑)。
Q.10月に記録がどうなっていると思う?
記録は破られるためにある。この記録はエキサイティングな試合の記録だ。63本プラス、何が起こるか楽しみにしている。
Q.ご自身では昨年どの程度記録にこだわった?いつ頃から意識した?
記録を意識したことはない。おそらく61本を打ってからだ。スタジアムのみんなが立ち上がって応援して、いつもとは違う試合の雰囲気だった。
でも、その過程を通して球場での試合とは何なのかを考えるようになった。記録のことで自分自身を気にするのでなく、準備や仕事に専念しシーズンを全うする。そしてシーズンが終わったら確認する。シーズン中はそのようなこと(記録)にフォーカスすることはなかった。
Q.昨年の9月、一番難しかったことは?
一番難しかったのは、62本に近付いてからだった。僕は野球をするためにここにいるんだから記録なんて気にしていないし、チームの勝利に貢献したいんだ。
一番難しかったことは試合に集中することだった。彼ら(観客)は歴史を見たいと思っているんだ。僕にとっては集中を切らさないようにすること、まだ試合が残っているから他の雑念をすべて断ち切ることが必要だった。あそこまで来たら、精神的なものだと思う。
フィジカル的にはショウヘイだって80本、100本と本塁打が打てるだろう。彼はそういう才能を持っている。このリーグにいる他の選手たちと同じようにね。でも、そういう瞬間で大事なことは精神的な問題なんだ。そういう瞬間に、雑音を遮断できるかどうかが重要なんだ。
Q.大谷の投球、打撃。どっちを見るのが楽しい?
打撃を見るのが好きだ。
彼がマウンドでしていることは洗練されている。彼は5、6種類の球種を投げ分け、試合終盤にも投げる。だが、毎晩のように500フィートの打球を右翼へ打ち、インサイドのボールを左中間に運ぶ。得点圏に走者がいて2ストライクでも(相手が三振を取りに来ても)、彼はボールをインプレーに運ぶことができる。
前例のないことだ。彼の体格はリーグをリードしているし、三塁打もかなり印象的だ。
Q.共通点を感じるか?
僕は彼の足の下半身の使い方が好きだ。彼のようにtoe-tap(※つま先で小さくリズムを刻む打法)を試したいんだ。この間の試合中実際に話したが、彼のようなtoe-tapが僕の理想なんだ。彼は良い仕事をしている。彼は野球に集中し、フィールドの全方向にパワーを発揮する。
Q.あなたと大谷の打撃の違いは?
大きな違いは僕が足を上げるのと、彼がtoe-tapであることだ。でも僕が足をあげ、彼がtoe-tapをした後、両足が地面に着く。ここから彼は股関節をうまく使う。打つためのストロングポジションをとる。彼は日常的に心がけているようだね。
リーグの良いバッターを見渡すと、toe-tapの人も、足を上げる人も、まったく上げない人もいる。だが、その後はみんな同じようなポジションになる。だから彼を見る機会が好きなんだ。ブライス・ハーパーやフアン・ソトなどの選手もね。彼らのスイングを見れば、彼らは足が着地した時にみんな違う方法を辿ったのに同じポジションをとる。