ドイツ代表に歴史的大勝の日本代表 トルコ戦で『選手層アップ』を目指す!

サッカー日本代表 Photo by ANP/Getty Images
ドイツ戦の快勝から移動を含めて中2日、日本代表は9月12日にベルギーのゲンクで行われる国際親善試合でトルコ代表戦と対戦する。
日本代表の森保一監督は、4-1で勝利したドイツ戦から大幅に選手起用を変えることを明言。
ドイツ戦後半の最終ラインのシステム変更は戦い方のオプションを増やす狙いもあったと話していたが、トルコ戦では選手起用オプションに着手する意向を示している。
森保監督は、「トルコ戦は非常に重要な試合。勝利を目指して戦い、選手層の幅を広げて、より多くの選手に我々の戦い方のコンセプトの共有をしてもらいたい」と前日会見で述べた。
11月には2026年W杯アジア2次予選が始まり、年明けには日本がタイトル奪還を目指しているアジアカップもある。
W杯北中米大会に臨むまでもハードスケジュールのなか、厳しい戦いが続くことを念頭に、出場停止や負傷などを想定して、メンバーが入れ替わっても優位に試合を展開できるチーム力はつけておきたいところだ。
FW上田綺世選手(フェイエノールト)がドイツ戦での負傷で離脱となり、FWの入れ替えが決まっている。ドイツ戦で出場機会のなかった古橋亨梧選手(セルティック)や前田大然選手(セルティック)、中村敬斗選手(ランス)にはアピールチャンスとなる。
日本代表指揮官は、「それぞれの個性を活かしてプレーしてほしい。FWとして得点を決める、得点に絡む仕事は誰がでても変わらない。チームのために全力を尽くしてほしい」と話している。
トルコはFIFAランクでは日本の20位に対して41位だが、MF久保建英選手(レアル・ソシエダ)はFIFAランクを鵜呑みにできない面もあると指摘。DFチャーラル・ソユンジュ選手(アトレティコ・マドリード)の屈強な体格の強さにも言及して「ポジショニングとかは気を付けたい」と話している。
ドイツ戦で1ゴール1アシストで凱旋試合となるMF伊東純也選手(ランス)も、トルコについては「中盤にいい選手が多く、シンプルに背後を狙ってくる。自分たちの持つ時間を少し長くして、相手を揺さぶってサイドで勝負を仕掛けられれば、もっとチャンスができると思う」と見ている。
久保選手はドイツ戦では後半途中出場で2ゴールを演出。
キレのあるプレーでコンディションの良さを示しただけに、先発での出場が期待される一人だ。本人は、「僕は余裕もあるので、焦りもない。チャンスがもらえたら代表のメンバー争いも熾烈なので、しっかりアピールしていきたい。僕個人は良いコンディションで臨める。中2日でも言い訳にせず、頑張りたい」と話した。
MF遠藤航選手(リバプール)は、メンバーが入れ替わることでかみ合わない部分もあり得るとして、「入りの部分での1対1、アグレッシブに入っていく、チャレンジすることが大事」と話している。
MF伊藤敦樹選手(浦和レッズ)は6月のエルサルバドル戦の後半途中出場で代表デビューを遂げたが、追加招集で合流直後のぶっつけ本番という中での試合だった。
「今回は最初から代表活動に参加できている。トルコ戦ではどれだけ自分らしさを表現できるか。これからの自分のキャリアにとって大事になる。積極的に挑戦していきたい」と意気込んでいる。
日本とトルコの対戦は2002年日韓W杯でのノックアウトステージ1回戦以来で、当時は日本が0-1で敗れた。通算対戦成績は1勝1敗だ。
トルコは来年の欧州選手権予選ではD組で3勝1分け1敗で暫定首位に立っており、3月にクロアチアに敗れて以降は6月のラトビア(3-2)、ウェールズ(2-0)には勝利。9月8日のアルメニア戦(1-1)まで3試合負けがない。
来月の予選クロアチア戦へ向けて日本戦は修正点をあぶり出す重要なチェックポイントだと、トルコ代表のシュテファン・クルツ監督は話している。
メンバーを入れ替えても望むサッカーを展開して勝利を手にできるか。新たな展開に期待したい。
取材・文:木ノ原 句望