【サッカー日本代表】2026年W杯アジア予選初戦へ 森保一監督「厳しい戦いを覚悟して戦っていかなければいけない」
久保建英 写真:JFA/アフロ
2026年のワールドカップ北中米大会の出場権をかけたアジア予選が始まる。8大会連続出場を目指す日本は、11月16日に大阪で行われるアジア2次予選初戦でミャンマー代表と対戦する。
前回カタール大会の2次予選でも初戦で対戦した相手に、怪我で離脱や不在の選手が多い中でも、取りこぼすことなく勝利で白星スタートを切りたい。
今回のアジア予選で争う出場枠は8.5。北中米大会から出場チーム数が48チームに拡大したことで、各地域の出場枠も増えた。アジアは2022年カタール大会の4.5枠プラス、開催国カタール1枠)から4枠増となっている。
日本はアジア2次予選から出場し、全36チームが4チームずつ9組に分かれて原則ホーム&アウェイで対戦し、各組上位2チームまでがアジア3次予選へ駒を進めることができる。また、2次予選が2027年アジアカップのサウジアラビア大会予選も兼ねており、2次突破時点でアジアカップ出場が決まる。
B組で日本が今回対戦するのはミャンマー代表。21日(火)の第2戦ではシリア代表と戦う。そちらはシリア国内情勢の影響でサウジアラビアのジェッダにて行われる。3チーム目は朝鮮民主主義人民共和国代表で、来年3月に対戦予定だ。
ミャンマーとは前回カタール大会の予選初戦でも対戦。日本はアウェイでの暑さやピッチコンディションなどに苦戦しながら2-0で勝ち、コロナ禍で延期になった後に実施されたホーム戦では10-0と大勝した。
ミャンマーは今年の春からドイツ人のミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督の下、W杯初出場を目指してアジア1次予選でマカオにホームで5-1、アウェイで0-0と勝利して2次予選に進出した。
日本のFIFAランキング18位に対してミャンマーは158位。力の差がある相手だが、日本代表の森保一監督は、「当たり前に勝つほど難しいことはない。油断や隙が出て相手に思ったようなプレーをさせないように、自分たちが何をしなくてはならないのか。チームで表現して勝ち切ることを考えてやりたい」と、気持ちの引き締めを促すべく警戒姿勢を示している。
さらに日本指揮官は、約2年半続くアジア予選について「厳しい戦いを覚悟して戦っていかなければいけない。アジアの戦いは想定外のことが起こると常に思いながら現状に合わせて柔軟に戦わなければならない」と語る。
その一方で、本大会での優勝を目標に掲げ、予選を戦いながらっチームのレベルアップや積み重ねは従来通りに続けたいとしている。
今回の2連戦には代表チームに招集された選手が負傷で辞退するケースが相次ぎ、古橋亨梧選手(セルティック)、前田大然選手(セルティック)、川辺駿選手(スタンダール・リエージュ)、伊藤敦樹選手(浦和)に加えて、三笘薫選手(ブライトン)もミャンマー戦前日に負傷離脱が発表された。
板倉滉選手(ボルシア)、中村敬斗選手(スタッド・ランス)、旗手怜央選手(セルティック)らが怪我で招集見送りとなっており、全体では異例の多さとなった。
その彼らに代わって、2019年以来復帰の渡辺剛選手(ヘント)、今回U-22代表に参加予定だった細谷真央選手(柏)、初招集となった佐野海舟選手(鹿島)が招集のチャンスを得た。
キャプテンの遠藤航選手(リバプール)は「ずっとやっているメンバーがまた集まっている。これまでの活動の中でできることはやっているし、今までの積み上げがある。森保さんになってからも長い」と不安視する様子はない。
久保建英選手(リアル・ソシエダ)も、監督が選手登録23人のところを26人招集していた事に触れて、「いいリスクマネジメントができているので、あとは今いる選手が期待に応えるだけ」と話す。
また、久保選手は日本がカタールW杯でドイツやスペインに勝った例を引き合いに出して、「どれだけ力の差があっても、何が起きてもおかしくない。しっかり地に足を着けて、早い時間帯に先制点を狙っていくのが大事だと思う」と述べて、気持ちを引き締めて臨む姿勢を示している。
遠藤選手は、初戦へ向けて「勝ち点3を取ることが大事。そこは最低限の結果」と指摘して、「自分たちの試合に向けてのイメージや対策など共有している部分をどれだけチームとしてだしていけるか。そこが大事だと思う」と話した。
長いアジア予選の戦いが始まる。
取材・文:木ノ原句望