【サッカー日本代表】元日タイ戦へ板倉滉ら6人が復帰!2人が初招集 戦力アピールへ

サッカー

2023.12.10

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板倉滉 Getty Images / Masashi Hara

サッカー日本代表、来年1月1日に東京の国立競技場で行われるタイ代表との国際親善試合に臨むメンバー23名が発表された。

上田綺世(フェイエノールト)や伊東純也(Sランス)らが順当に選出され、初招集2人と復帰組6人が加わった。年明け1月12日に開幕するアジアカップのメンバー入りに食い込む選手が現れるか注目される。

長年、元日に国立競技場で開催されて日本サッカーの風物詩的存在だった天皇杯決勝に代わって、今回初めて日本代表戦が行われる。

森保一監督は、「選手の頑張りを見てもらって、いい一年のスタートになったと思ってもらえるような試合をしたい」と抱負を述べた。

その一戦は、1月12日からカタールで開催されるアジアカップを前に国内最後の親善試合の機会となる。初招集や出場試合数の少ない選手にとっては、生き残りへ今回の試合が貴重な機会となることは言うまでもない。

年末年始の期間にリーグ戦が続くイングランドやスペインなどでプレーするMF三笘薫(ブライトン)、MF遠藤航(リバプール)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)らの招集は見送られた。

11月に行なわれた2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のメンバーからは、欧州組では8人の名前が外れたことになる。また、GK大迫敬介(広島)は怪我のためメ ンバー外となった。

だが、怪我で11月の2連戦を見送っていたDF板倉滉(ボルシア)とMF中村敬斗(Sランス)が戻り、さらに、FW奥抜侃志(ニュルンベルク)、MF川村拓夢(広島)、DF森下龍矢(名古屋)、DF藤井陽也(名古屋)も復帰した。加えて、MF伊藤涼太郎(シントトロイデン)とGK野澤大志ブランドン(F東京)が初選出のチャンスを得た。

森保監督は伊藤涼太郎について「いいところは攻撃。得点に絡み、得点を奪う。トップ下、10番や8番のポジションで、チームで存在感のあるプレーをしている」と評価した。

U-22代表でパリオリンピック年代の野澤については、「大岩(剛)監督のもとで非常に力をつけている。伸び代を大きく期待して招集した。経験値は浅いが自分が試合に出るというものを練習から見せてほしい」と語っている。

奥抜、川村、藤井は前回招集時にプレー機会がなかったため、今回の試合で初招集の二人とともに代表デビューを目指す。

森下は9月の欧州遠征以来の代表戦で、佐野海舟(鹿島)と細谷真大(柏)は11月のアジア予選に続いての選出だ。

佐野はミャンマー戦(5-0)に途中出場し、落ち着いたプレーを披露し、細谷は代表2戦目となったアウェイのシリア戦(5-0)でA代表初ゴールを記録した。

森保監督は、「アジアカップ、そしてその後のW杯アジア2次予選、本大会へとつながる貴重な場」とこの試合を位置づけ、「勝利を目指しつつ、チームの戦術チャレンジ、個の経験値を上げるチャレンジをしたい」と言う。

そして同時に、「これまで通り、未来へ向けて可能な限り、戦力の底上げをしていく」と話し、これまでなかなか招集できなかった顔ぶれから新たな戦力が台頭する期待を示した。

また、今回の活動には、元日本代表で育成年代の代表チームでロールモデルコーチを務めている中村憲剛氏と内田篤人氏が参加することも発表された。

森保監督は、両コーチの参加について「さらなるブラッシュアップのために入ってもらった。持っている経験、トップオブトップになるためのノウハウを選手たちに伝えてもらえればありがたい。戦術の幅を広げる意味でも、いいコミュニケーションが取れると思っている」と話した。

タイ代表戦へ向けて、日本代表チームは12月28日から活動を始める。

【アジアカップメンバーは試合後発表】

アジアカップのメンバーは元日の試合終了後、同日のうちに発表される予定だ。

アジアカップの大会登録メンバーは23人。昨年のカタールW杯でコロナ禍を受けて適応されていた26人枠から3人減で、かつてのサイズに戻った。

順当にいけば、タイ戦には日程の都合で外れた欧州組の多くが大会メンバーに入ると考えられ、元日の試合へ選出された国内組8人がどこまで食い込めるか。

前回2019年のUAE大会は森保監督が代表監督就任後初めて臨んだ大会で、決勝に進出。カタールに敗れて準優勝に終わり、2011年以来で通算4度目のタイトル獲得は今回に持ち越された。

自身2度目となるアジアカップへ向けた準備として、森保監督は個とチームのコンディションと戦術理解度のアップを図りつつ、「対応力」に言及して、こう語った。

「一戦一戦成長しながら戦っていけるように、アクシデントも乗り越える対応力もつけたい。フィジカルや戦術的な準備も大事だが、長期間戦えるメンタリティ、どんなアクシ デントも乗り越えるメンタリティは確認して大会に入りたい」

なお、アジアカップでは日本はD組に入り、14日に元日本代表監督のフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムとの初戦を皮切りに、イラク(19日)、インドネシア(24日)と対戦。

全6組の上位2チームと3位のなかで上位4チームが決勝トーナメントへ進出。準々決勝、準決勝を経て、決勝は2月10日に行われる。

取材・文:木ノ原句望