イクイノックス「次世代に受け継がれていく世界最強の遺伝子」【もうひとつの引退馬伝説】

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2024.10.26

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168回 天皇賞・秋 イクイノックスが1分55秒2の驚愕レコードV 史上3頭目の連覇達成(c)SANKEI

父親によく似て種付けがスムーズ

3歳春は皐月賞、日本ダービーと惜敗続きだったものの、秋を迎えて進化を遂げ、古馬相手の天皇賞・秋を快勝。

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以降、国内外のGI無敗。完全無欠にして世界最強馬の称号も手にしたイクイノックス。引退後は社台スタリオンステーションにスタッドイン。

2024年から種牡馬として供用されているが、その第2の馬生の様子を、著名な競走馬の引退後の余生を追った『もうひとつの引退馬伝説~関係者が語るあの馬たちのその後』(マイクロマガジン社)から一部抜粋してお届けする。

GIを6勝した名馬イクイノックスは現在、社台スタリオンステーションで種牡馬として新たな挑戦を開始している。

歴史的な名馬の初年度種付けに、200頭を超える牝馬が集まった。幾度となくニュースで取り上げられるイクイノックスの動向は、生産界だけでなく一般の競馬ファンも強い関心を寄せている。

「現役時代のイメージ通り、手のかからない馬ですね。人に噛みついたり攻撃的なこともありません。たまに威嚇しようとしても手綱をちょっと噛む程度。とてもおとなしくて環境への順応性も高いタイプです」

というのは、社台スタリオンステーションでイクイノックスを担当する上村大輝さん。上村さんは、イクイノックスの賢さだけでなく身体の強靭さも強調する。

種牡馬初年度から多くの繁殖牝馬を集め、1日複数回の種付けが続く忙しい日々を過ごしたイクイノックスだが、疲れた様子は見られないという。

「種付けがスムーズな点は、父親のキタサンブラックとそっくりです。種牡馬にも血統や性格によって、時間をかけたり牝馬を警戒したりといろいろな種付けスタイルがあります。イクイノックスの場合は父に似て体力もあるし、種付けにも前向き。競走馬としてだけでなく、種牡馬としてかなりの優等生ですね」

種付けが近づくと立ち上がったりジャンプしたりと激しく動き、テンションの高さを見せるものの、役目が終わるとすぐに落ち着きを取り戻すというイクイノックス。

牝馬や周囲の人を困らせない振る舞いで、エリートだった競走馬時代のイメージを損なわない種牡馬ぶりだ。

その優等生な性格は、普段の生活でも発揮される。種牡馬になっても賢さは変わらず。牝馬や周囲の人を困らせないという。

「とても綺麗好きですね! 馬房にいる時もいつも同じ場所で休みますし、ボロをするのも決まった場所。脚がボロで汚れていることがなくて、センサーがついているのかなと思うほどです(笑)」

これから種牡馬としての熾烈なポジション争いが待っているイクイノックスには、名門スタリオンの未来を担うホープとして、大きな期待がかけられている。

■イクイノックス プロフィール
生年月日:2019年3月23日生まれ
性別:牡馬
毛色:青鹿毛
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ(母父:キングヘイロー)
現役時調教師:木村哲也
現役時馬主:シルクレーシング
戦績:10戦8勝
主な勝ち鞍:天皇賞・秋、有馬記念、宝塚記念、ジャパンC、ドバイSC
生産牧場:ノーザンファーム(安平)
現在の繋養先:社台スタリオンステーション(安平)

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もうひとつの引退馬伝説 ~関係者が語るあの馬たちのその後

競走馬の引退後の行き先は、種牡馬や繁殖牝馬になる他、乗馬、馬術競技、伝統行事や農業で活躍したりなど多岐に渡ります。本書ではGGIなど重賞を勝った著名な馬の、繁殖生活だけに限らない余生(セカンドキャリア・サードキャリア)にアプローチ。

繋養先でどのように過ごしているのか、現役時代との違いやエピソードなどを関係者へ直撃!引退した著名な競走馬の現在の魅力をとことん掘り下げていきます。


編:マイクロマガジン引退馬取材班
発売日:2024年9月13日
価格:1,980円(本体1,800円+税10%)
購入:https://www.amazon.co.jp/dp/486716626X/

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