【大谷翔平 一問一答】 9号先頭打者弾&6回ノーヒット投球で5勝目 菅野からの一発に「打った瞬間入るなと思った」

大谷翔平 PHOTO:Getty Images
<2026年5月27日(日本時間28日) ロサンゼルス・ドジャース対コロラド・ロッキーズ@ドジャー・スタジアム>
ドジャースの大谷翔平投手(31)が、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・投手兼DH」の"リアル二刀流"で先発出場、打っては9号先頭打者アーチ、投げては6回ノーヒット、1失点投球で5勝目をマークした。
前日26日(同27日)、右手甲に死球を受け出場が危ぶまれていたが、"心配無用"の活躍だった。
やはり大谷には"リアル二刀流"が良く似合っている。初回、ロッキーズ打線を無失点に抑え、迎えたその裏の攻撃。ベンチ前でいつものようにプロテクターをつけて打席に向かうと、マウンドには過去5打数4安打、2本塁打と"お得意様"の菅野智之。
カウント1-1からの3球目、93.7マイル(約150.8キロ)の速球をバックスクリーンに叩き込んだ。
今季4本目、通算28本目の先頭打者アーチは、"投手大谷"に送る、大谷にしかできない援護弾。前回二刀流出場した20日(同21日)のパドレス戦以来、6試合ぶりの9号先制ソロとなった。
投手専任が3試合続いた後、リアル二刀流で2試合連続の先頭打者弾を放つあたり、まさに大谷の存在価値を見せつける一撃といえる。
さらに3番フリーマンにも一発が飛び出し、2点のリードをもらった大谷は、3回まで2四球のみの無安打投球。しかし4回、制球に苦しみ、連続四死球で無死一・二塁のピンチを招いてしまう。ギアを一段アップし、160キロ超の速球を投げ込んだが、2本の二ゴロで1点を失った。
1点差に迫られたその裏、8番コールのタイムリーで再び2点差となったものの、大谷は5回も先頭トンプソンにストレートの四球を与えるなど、相変わらずピリッとしない。その後は何とか3人でかたづけ、6回も三者凡退でマウンドをクラインに譲った。
終わってみれば6回99球で無安打1失点、7奪三振、5四死球の快投。要所を締め、相手打線に的を絞らせなかった。これも大谷の真骨頂だ。
女房役のスミスが、大谷の投球をこう振り返った。「ショーヘイは制球に少し苦しんだけど、相手に的を絞らせず、大事な場面ではタイミングをずらすことができていた。
彼は(方策を)見つけるんだ。だから(悪いなりに)投げ切ることができる。重要な時にしっかり必要な球を投げられる選手だ」。
ロバーツ監督は、大谷が6回マウンドを降りる時に不満そうな顔をしていたことに触れ、「偉大な選手たちは6回無安打の投球をしても、7回、8回も続けることができたかもしれない、と思っている。だからこそ、そういう選手たちは特別なんだよ。
カーショーと比べて?そうだね、緊迫した得点圏の場面でも彼らはしっかりと投球を決める、そこが共通点だね」と引退したばかりのレジェンドと重ねてみせた。
<大谷翔平 一問一答>
――投球を振り返ってみて、相手打線の印象などありますか?
どうですかね。全体的にやっぱり自分の制球力と格闘してた感じかなと思います。
――6イニングを投げて、ある程度調整できたと思いますが、その内容は?
いいディフェンスにも助けられて、そこが大きかったのかなと思うのと 全体を通して、さっきも言いましたけど制球力。
自分の投げたいところに投げれてないフラストレーションというか、そういうのと格闘してた感じかなと思います。
――(マウンドで)フラストレーションが溜まっていたように見えましたが...
ピッチャーも歩かせたくないですし、ヒットを打たれるよりも、やっぱりフォアボールでランナーを出すっていうのは、個人的にですけど、すごい嫌なことではあるので、そういう意味ではちょっと多すぎたかなと思います。
――結果的にはよい結果になったことについては?
当たり自体、強い当たりを打たせてないっていうのは、唯一いいところじゃないかなと思います。
――ノーヒットで試合を終わらせられることができたらと思ってましたか?
全体的にブルペンは本当に素晴らしい仕事を毎試合こなしていると思いますし、本当に安定感がある。
もうそこまで繋げば勝てるんじゃないかなという、そういうゲーム運びが今できていると思うので、オフェンスも7回までにしっかりと、まずは勝ってるシチュエーションというのを繋げれば、十分に勝機があるんじゃないかなというぐらいすごい安定してる。
みんながすごい安定感のある仕事をしてるんじゃないかなと思います。
――ヒットを許していないから、いい登板だったと思いますか?それともフォアボールが気になりますか?
さっきも言いましたけど、ヒットを打たれる方がまだリズム的にはいいんじゃないかなとは思うので、球数的にもフォアボールでランナーを出すというのは、それだけ長いイニングを投げづらくなるということではあるので。
だったらヒット5、6本打たれてる、シングル5、6本打たれるぐらいの方が効率的なのかなと思ってます。
――制球が良くなかった理由は?
やっぱり投げ心地じゃないかなとは。いつも同じことを言いますけど、打つのも投げるのも、自分が思い通りに動いてれば、自ずといい結果が出るのかなとは思ってます。
――この2登板でフォーシームとスイーパーで80%ですが、その理由は?
いや、特にはないですね。 左にスイーパーを投げたいなというか、練習というか、使っていきたいなとは思ってたのが、スイーパーが多くなってる要因なのかなと。
前半はそこまで多く投げてないですし、カーブとスプリット主体には投げてたので、そこにプラスでスイーパーをしっかり投げたいなというところで。今日左が多かったので、パーセンテージがちょっと高くなってるのかなと思います。
――1打席目はいい形で打てたと思いますが、感触は?
1打席目は良かったと思います。 打った瞬間入るなと思ったので、いいスイングだったなと思います。
最後の打席もちょっと詰まり気味ではありましたけど、そこがもうちょっとセンター左ぐらいに入ってくれると、もう少し一段、もう一段上がってくるんじゃないかなと思います。
――第1打席の初球、力を抜いたように見えたが、その理由は?
もう100%スプリットだなと思ったので、見逃そうと思ってました。
――ところどころで、そのランニングも含めてですけど、ちょっとエナジーセーブというような、そういうところがたまに見えますが、やはりそれは10月を見据えたというか、最後まで二刀流でやりきるんだっていうところが大きいですか?
セーフになれるところはもちろんセーフに行きますし、基本的には1塁にセーフになりに行くんですけど。
投げてる時っていうのは、例えば最終打席であったりとか、あと残り1イニング、2イニングというところでいうと、そこに注ぐよりも次の回に集中した方が勝てる確率が高いと思うので、全部は勝てる確率を高くするための戦略であり、1打席1打席ということかなと思います。
――昨日、死球を受けた箇所の状況と今日になって何か処置などはしましたか?
特にはないですね。
当たっても投げるのも変わらないですし、ガードのちょっと隙間みたいな感じではあったので、助かったかなとは思います。
――前回登板での内容が良くなかったとおっしゃっていましたが、この1週間、登板までにどういう修正を試みたことで今回の登板に繋がったのでしょうか?
いろいろ試してはいましたし、ゲーム前のブルペンは比較的良かったとは思うので、そのギャップが逆に試合とそこまで良くないのかなというか、ズレみたいなものはあったのかなとは思う。
疲労とか溜まってきて怪我人も多くなるような時期ではありますけど、疲れも抜きながら、そういう技術の部分っていうのも確認できればいいのかなと思ってます。
――打撃において、ここ数日の内容を踏まえて構えが大事だと言ってましたが、今の打席での立ち心地はどうですか?
ちょっとずつ上がってきている感じかなと。
あとは角度がつけば入るような打球がもっと増えるのかなと思うので、スイングスピード、打球感、打球速度ともにいい傾向なんじゃないかなと思ってます。
テレ東リアライブ編集部