フランス代表 パラグアイのラフプレーに「ファウルは30?40?でもカードはゼロ」「仕掛けてくると思っていた。やり返してはいけない」【サッカーW杯】

乱闘寸前のフランス代表とパラグアイ代表 PHOTO:Getty Images
7月4日(日本時間5日)、サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント2回戦で、FIFAランキング3位のフランスは同43位のパラグアイと対戦し、1-0で勝利して準々決勝進出を決めた。
試合はパラグアイが序盤から激しい球際の攻防を仕掛け、両チームの選手が何度も小競り合いを繰り広げる荒れた展開に。
猛暑の中でファウルが相次いだものの、パラグアイには最後までイエローカードが提示されず、終盤に獲得したPKを決めたフランスが激闘を制した。試合後、フランス代表の選手たちは「戦いだった」と90分間を振り返った。
途中出場したラヤン・シェルキは、「今日は技術や戦術を発揮できない試合になると分かっていた。彼らの一番の武器は『戦うこと』だったから」と振り返り、「僕たちは改めてみんなに示した。フランス代表はサッカーだけのチームではない。もし誰かが戦争を仕掛けてくるなら、何が待っているか分かるはずだ」と力強く語った。
試合中はパラグアイの激しいチャージが続き、乱闘寸前となる場面も見られた。それでもシェルキは「数日前から監督が、パラグアイは相手を試合から引きずり出そうとしてくるチームだと話していた。僕たちも戦えるし、激しくぶつかり合うこともできると証明したかった」と冷静さを失わず戦えた理由を明かした。
さらに審判の判定について問われると、「ファウルはいくつあった?30回?40回?それでイエローカードはゼロ。でも構わない。僕たちは準々決勝に進めた」と皮肉を交えながらも、結果を最優先に喜んだ。
センターバックのウィリアン・サリバも、「彼らは何一つ自由を与えてくれなかった。体をぶつけ、僕たちを試合から引きずり出そうとしてきた」と試合を回想。それでも「失点を許さず、最後にゴールを決めることができた」と勝利を評価した。
パラグアイにイエローカードが一枚も出なかったことについては、「何枚か出てもよかったと思う。それでも僕たちは11人で戦い抜き、最後まで集中を切らさなかった。今日はまさに戦いだった。僕たちはその戦いに勝った」と語り、難しい一戦を乗り越えた自信を口にした。
右サイドで先発したブラッドリー・バルコラは、「これほど激しくぶつかられた試合はキャリアで初めて。不意打ちのようなタックルもあり、後ろから押される場面もあった」と苦しい90分を振り返った。
その上で、「イエローカードを受けた後は特に気を付けた。相手から何度も激しく当たられたが、やり返してはいけない、自分も同じプレーをしてはいけないと言い聞かせていた」と冷静さを保ったことを明かした。
フランスは準々決勝でモロッコと対戦する。シェルキは「モロッコは非常に良いチームだが、まずは5日間で心も体もしっかり休める。そして5日後にはまた戦いに行く」と宣言。
サリバも「モロッコは今大会まだ負けていない非常に強いチーム。まずは疲れを取り、最高の準備をしたい」と気を引き締めた。
<FIFAワールドカップ(W杯)2026 北中米大会>
第23回目の今大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国による史上初の共同開催となる。出場枠が従来の32カ国から48カ国に拡大され、計104試合にわたる過去最大規模のトーナメントとして実施される。
開催期間:2026年6月11日〜7月19日 ※現地時間
グループステージ:6月11日〜6月27日
ラウンド32:6月28日~7月3日
ラウンド16:7月4日~7日
準々決勝:7月9日~11日
準決勝:7月14日〜15日
3位決定戦:7月18日
決勝:7月19日