ロバーツ監督「10月を見据えた決断」大谷翔平の登板回避は”100球を投げさせるべきではなかった”

野球

2026.7.12

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ロバーツ監督(c)SANKEI

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が11日(日本時間12日)、ダイヤモンドバックス戦前後の会見で、左膝の炎症により大谷翔平投手(32)の先発登板を回避した理由と、後半戦への見通しを語った。

球団は試合前、大谷が左膝の炎症のため予定されていた先発登板を見送り、シリーズ終了後に左膝の処置を受けると発表。

これに伴い、フィラデルフィアで開催される2026年オールスターゲームも欠場することを明らかにした。

ロバーツ監督は、登板回避を決めたのは前日の話し合いだったことを明かし、「大谷やスタッフ陣と話し合って決めた。もし今のタイミングで関節液を抜く処置を行い、オールスター休みも利用して管理できるのであれば、それがベストだと判断した」と説明。

「今夜100球も投げて、これ以上負荷をかけるべきではなかった」と慎重な判断だったことを強調した。

さらに「オールスター休みで4日間の休養もあり、すべてのタイミングが合致した。我々全員にとって最も理にかなった決断だった」と語り、球団と本人が納得した上での決定だったことを明かした。

一方で、後半戦の登板計画に大きな変更はないという。

「後半戦全体の登板予定に影響を与えるようなことではない」とし、「休み明けには投手として投げる準備は整う」と説明。ただし、現在は先発投手が6人いるため、「どの日に組み込むかはまだ決めていない」とした。

また、ポストシーズンであれば登板していたかとの問いには、「投げていたでしょうね」と即答。

「今シーズンの現在地と、彼がチームにとってどれほど重要な存在かを考えれば、慎重に対応できる機会があるならそうするのが賢明な判断だ」と、シーズン終盤を見据えたマネジメントであることを強調した。

ロバーツ監督は、大谷の二刀流起用について「毎試合打席に立ち、普通の投手と同じように投げられることを当たり前と思ってはいけない。それでは彼に対して不公平だ」と語り、今季はこれまで以上に負荷管理を重視していることを明かした。

左膝については「必要なのは時間だけ」とし、「ここ4、5試合の登板は本来のキレではなかった。今回十分な休養を取ることで炎症を抑え、体力を回復させ、より良い状態に戻れると期待している」と回復に自信を示した。

さらに、腕や肩への影響については「腕は全く問題ない」と明言。

オールスター期間中はフィラデルフィアへは帯同せず、「飛行機移動による気圧の変化で腫れが悪化する可能性もあるため、ロサンゼルスに残って治療に専念させる」と説明した。

試合後には、大谷が「1番・DH」で出場し、初回に今季21号となる先頭打者本塁打を放ったことにも触れ、「彼は自分自身のケアを本当によくやっている。走る量は抑えているが、オフェンス面でチームを助けるためにできる限りのことをしてくれている」と評価。

「今日の登板回避はチーム全員にとって正しい決断だった。彼が打者として貢献し続けてくれていることは本当に素晴らしい」と、大谷の献身的な姿勢を称えた。