大坂なおみのライバル 女王セレナ・ウィリアムズ 東京オリンピックへの参加を拒否?!「もう少し様子を見る必要がある」
2020.9.5
(左)大坂なおみ USA TODAY Sports/ロイター/アフロ(右)セレナ・ウィリアムズ AP/アフロ
現在無観客で開催されているテニスの四大大会の一つ、全米オープン。新型コロナウィルスへの感染懸念を理由に多くのトップ選手が出場を断念しているが、第4シードの大坂なおみは日本時間のけさ3回戦で勝利、順調に勝ちあがっている。
そして、試合中の暴言などが記憶に新しい2018年決勝で、大坂なおみに敗れた女王セレナ・ウィリアムズはあす3回戦に登場する。
なんとか大会開催にこぎつけた全米オープンだが、無観客という状況はいつもの華やかなグランドスラムとは比べようもない。世界規模で猛威を振るっている新型コロナウィルスが与えた影響は甚大で、大規模なスポーツイベントの開催がいかに難しいかを思い知らされる。
来年7月に延期となった東京オリンピックとなればなおのことだが、当の選手たちはどう思っているのか気になる中、先日「セレナ・ウィリアムズが東京オリンピックへの参加を拒否」と題した記事がテニス専門メディアの『tennishead』に投稿された。
女子テニス界の女王、セレナ・ウィリアムズが東京オリンピックに参加しない可能性について言及したというのだ。
セレナ・ウィリアムズ AP/アフロ
ウィリアムズはオリンピックでこれまでに4度の金メダルを獲得しており(うち3つは姉のヴィーナスとのダブルスで獲得)、キャリアを通してオリンピックには積極的に参加をしてきた。
しかし「来年の東京オリンピックで5つ目の金メダルを狙うか?」との記者からの問いに対して、意外にも後ろ向きな言葉が返ってきたのである。
「tennishead」の記者に対しウィリアムズは、「それはまだ先のこと過ぎる。」と語った。さらに続けて、「そもそも、東京オリンピックが本当に東京で開催されるのかもわからない。だから発表があるまでは待ちながら様子を見るしかない」と、東京オリンピックの開催自体に不確定要素が多すぎることを指摘。
さらに、「この先がどうなるかなんてわからないわ。でも、ひとつだけこのコロナ禍で学んだことがあるの。それは、先の予定を考えても仕方ないということ。私は今日一日、そして今この瞬間を良くしようと生きているの。だから、あまり先の予定を立てないようにしているわ」と、新型コロナウィルスの蔓延による不安定な状況に対して、自身がどのように向き合っているかを口にした。
もちろん、この内容だけでウィリアムズの不参加を判断するのは早計である。しかし、多くのスター選手がこぞって五輪に参加する方針を表明している中で、あえて明言を避けた彼女の言い回しが、筆者には引っかかったのだろう。
幸いにも、現時点では東京五輪への不参加を表明している選手は少数派だ。ロジャー・フェデラーは五輪を最優先事項であると公言しているし、ノヴァク・ジョコビッチやラファエル・ナダルも積極的に参加する方向性を打ち出している。さらには、母国開催に向けて大坂なおみや錦織圭など日本人選手も並々ならぬ野心を燃やしているに違いない。
これらを見れば、トップ選手の多くが東京オリンピックに対して前向きに考えていることがわかる。とは言え、長年女子テニス界をけん引してきた「女王」の五輪不参加が決定となれば、テニスファンにとってこの上なく寂しい限りだ。
大坂なおみ USA TODAY Sports/ロイター/アフロ