なでしこジャパン 女子にも見られるデュエルの課題

サッカー

2021.1.16

    aflo_151863879.jpg
    高倉麻子監督 写真:JFA/アフロ

     日本女子代表のなでしこジャパンを率いる高倉麻子監督がオンラインで行われた日本サッカー協会主催のフットボール・カンファレンスに登壇。2019年ワールドカップでの日本の分析を踏まえて、今後の課題について語った。

     日本が2011年大会以来の優勝を目指した2019年フランス大会だったが、決勝トーナメント1回戦でオランダ代表と対戦し、攻撃で相手をはるかに圧倒しながら1本のPKで敗れて16強で終わった。

     2019年大会でのデータを比較すると、日本はパス成功率と1試合での走行距離で大会トップをマークした。だが、デュエルの勝率では24チーム中21位という低さだったという。

     そのデータを基に高倉監督は、「2本に1本を拾えるようになれば、より攻撃につなげるようになる」として、試合の主導権を握って優位に立つために、選手たちにプレーの改善を求めていると話した。

    今年夏には東京オリンピックが控えているが、なでしこジャパン指揮官は今後へ向けたチームづくりについて、「キーはボールをどう動かすか」と指摘。

    守備力も向上し、ペナルティエリア周辺にボールを運ぶプレーは改善されているとして、最後のところで相手を崩し、枠内シュートを増やすことで「点を獲れるチームにする」ことをテーマに取り組んでいると説明した。

     なでしこジャパンは2019年のワールドカップ後は、昨年2月に出場したアメリカでの大会や10月と11月に行った国内合宿を実施。これらの活動を経て、高倉監督はプレーの改善には手ごたえを得ている様子を見せた。

    「目標ははっきりしている。選手も課題に対して(所属)チームで取り組んでいる。試合をしないと分からないことがある。早く試合をしたい」となでしこ指揮官は力強く語った。


    取材・文:木ノ原句望