【ロッテ】安田尚憲 覚悟の4年目!”松中塾”で人生一の練習

野球

2021.2.16



石垣島で行われたロッテキャンプ。その中で一際大きな存在感を放っていたのが松中信彦臨時コーチ(47)。

現役時代、ホークスで19年間プレーをし、2004年には平成唯一の三冠王に輝いた。井口監督とはダイエー時代の8年間、ともにプレー。去年、チーム打率12球団最下位に沈んだチーム改革のため、指揮官は苦楽をともにした盟友に臨時コーチを依頼した。

その松中コーチが強化指定選手として真っ先に名前を挙げたのが、同じ左バッターの安田尚憲(21)。昨シーズンチーム最多の87試合で4番に座るが、打率.221、HR6本に終わった若武者に、松中コーチは歯がゆさを感じていた。

「あれだけの体、ポテンシャル、遠くに飛ばす能力もある」「安田くんとかが中心になって引っ張っていけばもっと強くなる」

迎えたキャンプ。松中コーチが掲げたテーマは「下半身の強化」だった。

「上体で打つ選手が多い」「下半身の使い方、その辺を重点的に12日まで教えていきたい」

初日から行われた居残り練習。5秒間片足をあげてのトスバッティングや、重心を低くしてのトス20連発など、下半身をいじめ抜くメニューに、安田は初日から足をつってしまう。



手にできた豆は覚悟の証。「自分としてもこのキャンプはこれまで以上にふっていかないといけない」「野球やってきて一番(練習を)やっている」

連日の居残り練習で追い込みを見せる中、安田の顔には充実感が漂っていた。「悲壮感のある練習していてもチームの雰囲気としてもよくない。明るくチームを盛り上げていった方がいい」

そして、徐々にバッティングに変化が。フリーバッティングでサク越えを連発。「少しづつ弾道も上がってきている」と、確かな手応えを感じ、12日間のキャンプを打ち上げた安田。口にしたのは、今後もチームの指導を続けることになった松中コーチへの感謝だった。

「結果で返すことが一番の恩返し。これだけ長い時間一緒に練習してくださったので恩に応えられるように頑張りたい」

"平成唯一の三冠王"とともに過ごした4年目のキャンプ。この恩は必ず結果で返す。