【女子ゴルフ】合格率3.3%のプロテスト!「このままゴルフしていていいのか...」挑戦と苦悩の日々を追う<第2弾>

ゴルフ

2021.4.12

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女子プロゴルファーになるための試験、それが、プロテスト。

1次予選から試合形式での試験が始まり、上位に入ると2次予選、そして最終プロテストに進出。その最終プロテストの上位20位タイまでが合格となり、日本女子ツアーへの出場権が認められる。

前回は600人あまりが受験し、合格者はわずか21人。合格率、実に3.3%。東大に受かるよりも難しいと言われる、厳しい試験だ。

この過酷な試験に挑む選手たちを支援するプロジェクトが、去年立ち上げられた。その名も「DSPE」。プロゴルファーを目指す33人が参加するこのプロジェクト。その活動内容は、参加メンバーの練習環境の整備、SNSを通じての広報活動、スポンサー企業の仲介、月例会の開催など多岐に渡る。

メンバーは、過去にレギュラーツアーやアジアツアーでプレー経験のある実力者ばかり。果たして33人の中から最終プロテストを突破する者は現れるのか?しのぎを削り合う、彼女たちの挑戦を追った。

2次予選への切符を手にした2人

前回紹介したのは、この2人。

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新真菜弥(あたらしまなみ)、22歳。渋野日向子、小祝さくらと同い歳の黄金世代。かつては彼女たちと共にプロの下部ツアーで戦ったこともあるが、プロテストはこれまで3回、不合格。今回4度目のテストに臨む。

そしてもう1人が、平塚新夢(ひらつかあむ)、21歳。中学時代には世界選手権で優勝。さらにアマチュア史上5人目となる、プロの下部ツアー優勝を果たした逸材。しかし3年前、10万人に1人がかかると言われている難病を発症。現在も治療を続けながら、プロ入りを目指している。

プロテスト1次予選は、先週、全ての会場で試験が終了。結果は2人とも見事予選を突破。2次予選への切符を手にした。

3回目のプロテストに挑む、山口史恩

一方、3月24日、山口県・周南カントリークラブで1次予選に挑戦したメンバーが。3回目のプロテストに挑む、山口史恩(やまぐちみおん)、21歳。

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前回は古江彩佳、西村優奈ら大型新人と同じ会場で1次予選に挑戦。彼女たちが驚異的なスコアを叩き出す中、山口はわずか1打足りず、予選通過を逃した。

そこで感じたのは、圧倒的な経験不足。実戦経験を積むため、DSPEへの参加を決めた。現在は実家のある福岡を拠点としながら、DSPEの月例競技会をはじめ全国の試合に足を運ぶ日々。

そんな山口がゴルフを始めたのは10歳の時。ゴルフが趣味だった父、智功さんの練習に付いて行ったのがきっかけだった。小学6年生の時には、地元の大会で優勝するまでに。ところが過去2回受けたプロテストでは、いずれも1次予選落ち。その結果に、医療事務の仕事を続ける母からは「(就職先が広がるから)大学へ行ってほしい」と言われることも。

今回こそ合格して家族を安心させたい。そんな想いで臨んだプロテスト1次予選。結果は、カットラインに6打足りず予選落ち。

「このままゴルフしていていいのかな。これからどうしよう...自分が分からない」

彼女はこのままゴルフを辞めてしまうのか。

新たな挑戦の始まり

数日後、本人から話を聞くことができた。

「終わった後はもう辞めようと思ったけど、ここで辞めたら『逃げた』というのが残る」

彼女はすでに前を向いていた。

「次が8月にあるから、そこまでは頑張ろうと決めました」

実は新型コロナウイルスの影響で去年プロテストが行われなかったこともあり、通常年に一度しか行われないプロテストが、今年は夏にも開催予定。

「最後の気持ちで臨みたい」ゴルフでいつか一番に。彼女の挑戦は続く。

そして5月からの2次予選には、DSPEから24人が進出。最終プロテストへ何人進むことができるのか?

彼女たちの戦いを、今後も追い続ける。