【五輪女子サッカー】アメリカが黒星スタートの波乱

サッカー

2021.7.22

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    優勝候補のアメリカが初戦で敗れる波乱 Photo by Brad Smith/ISI Photos/Getty Images


     東京オリンピックで女子サッカーが7月21日に始まり、なでしこジャパン日本女子代表は札幌ドームで行われたグループステージ初戦で2大会連続銅メダル獲得のカナダ女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。また、優勝候補筆頭のアメリカがスウェーデンに敗れて女子サッカーは初日から波乱の展開となった。

     世界トップの12チームが集結したオリンピックは、今では24チームに拡大したワールドカップよりも熾烈な戦いだ。

     この日の最後に東京スタジアムで行われたG組の対戦で、2019年ワールドカップで4度目の優勝を飾り、五輪でも過去4大会で金メダル、1大会で銀メダル獲得のアメリカがスウェーデンに0-3で敗れた。

    スウェーデンも優勝こそないが、2016年五輪では銀メダルを獲得し、ワールドカップでも2019年で通算3度目の3位に張った強豪だ。ニュージーランドに2-1で勝利したオーストラリアが2位に付け、アメリカは最下位スタートとなった。

     F組では、FIFAランク4位のオランダが同104位のザンビアを10-3で下して、中国(FIFAランク15位)に5-0で勝利したブラジル(同7位)を得失点差で抑えてグループ首位に立った。

    オランダは今回が初のオリンピック出場だが、ワールドカップでは2019年大会の決勝トーナメント1回戦で日本に勝ち、2位まで勝ち進んだ実績がある。また、前回リオ大会で4位に入ったブラジルは、2004、2008年大会では銀メダルも獲得している。アメリカ代表やスウェーデン代表で指揮を執り多くの成功を覚めたピア・スンドハーゲ監督が率いている。

     なでしこジャパンの高倉監督は、「一番高いところに向かっていきたい」と金メダル獲得への意欲を示したが、「非常に難しかった」と振り返った初戦を終えて大会の厳しさも改めて感じたようで、「1試合1試合が難しい試合になると思う。一戦一戦、精一杯戦っていきたい」と語った。

    同点ゴールを挙げた岩渕選手も、「今日以上のプレーを2試合目3試合目でしっかりできるように、悔いのないように全員で頑張りたい」と話し、気を引き締めているようだった。


    取材・文:木ノ原句望