サッカー日本代表の2022年日程発表 森保監督「W杯出場権をつかみ獲りたい」

森保一監督 写真:JFA/アフロ
日本サッカー協会は12月17日、各カテゴリーの日本代表の来年のスケジュールを発表。7大会連続でのワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、W杯イヤーの2022年はカタールでの本大会開催が11月に開幕するため、予選突破後の準備も従来とは異なる対応を迫られることになりそうだ。
2022年W杯カタール大会のアジア最終予選で現在B組2位につけている日本は、1月下旬の最下位から3月までの残り4戦で突破を目指す。
日本は1月27日に中国と予選第7戦、2月1日にサウジアラビアと第8戦を行うのを前に、1月21日にウズベキスタンとの親善試合が予定されており、それが2022年の第一戦となる。最終予選では3月24日にアウェイでオーストラリア、29日にホームに戻ってベトナムと戦う。
無条件での出場権を獲得できるのは各組2位以内まで。3位になるとアジア3位同士でのプレーオフ、さらに南米予選5位との大陸間プレーオフを勝ち抜かなければならない。
予選突破後の6月と9月には強化試合が数試合予定されているが、カタール大会が11月21日に開幕するため、本大会直前の準備状況も変化。強化試合は1試合のみになる可能性が高いという。
W杯はこれまでは6~7月に開催されてきたが、カタール大会は開催地の夏の酷暑を避けて時期をずらして11~12月の秋冬に行われる。そのため、ほとんどの国でシーズンを中断してW杯期間を迎える形になり、各国のリーグ戦は直前まで行われる見込みだ。
従来は5月のシーズン終了後に代表チームに合流し、6月中旬の本大会開幕までにまとまった期間を設けて合宿を行い、数試合の強化試合を実施してきた。だが今回は、大会前に多くの時間を割けないことから、直前の強化試合は1試合になると見られている。
日本サッカー協会の反町康治技術委員長は、「今までのW杯とは少し違う形になる。欧州の選手もぎりぎりまでリーグで戦っていることと考えると、事前の試合は、できても1試合と考えている」と話している。
このため、6月と9月の国際マッチデー期間の強化試合はもちろん、国内組中心で臨む予定の7月の東アジア4カ国によるE-1選手権(中国)も、本大会へ向けた貴重な実戦の機会となる。
予選突破を1試合でも早く決めることができれば、予選の残り試合を強化に焦点を当てて臨むことも可能になる。日本は11月の第6戦オマーン戦で勝利して4勝2敗で勝点を12に伸ばしてB組2位に浮上した。だが、3位のオーストラリアは3勝2分1敗で勝点11と勝点差はわずかに1。1月下旬からの中国、サウジアラビアとの連戦が重要になる。中国は勝点5で5位、サウジアラビアは勝点16で首位に立つ。
日本代表の森保一監督は、「まずはアジア予選を突破しなければならない。残り1戦1戦を最善の準備をして全力で戦い、W杯出場権をつかみ獲りたい。その後、本大会では日本代表歴代最高の成績であるベスト8以上の成績をつかみ獲れるように、目の前のことをしっかりと積み上げていきたい」と抱負を述べた。
取材・文:木ノ原句望