サッカー日本代表「勝つためのベスト」でW杯最終予選の大一番へ

サッカー

2022.3.19

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    森保一監督 写真:JFA/アフロ

     サッカーのワールドカップ・カタール大会の出場権をかけたアジア最終予選も、残すところあと2試合。

     勝てば本大会出場が決まるアウェイでのオーストラリア代表戦(3月24日)と、ホームでのベトナム代表戦(同29日)の大一番に、日本代表メンバーには4戦連続得点のMF伊東純也選手(ヘンク)やFW大迫勇也選手(神戸)、負傷から復帰したDF吉田麻也選手(サンプドリア)やMF三笘薫選手(サンジロワーズ)らが揃った。

    森保一監督は「勝つためのベスト」と胸を張り、スタートから苦戦が続いた最終予選を戦い抜いてきた手ごたえを武器に臨むつもりだ。

     最終予選最後の2試合を前に日本は6勝2敗の勝点18で、無条件で出場権を手にできるB組2位につけている。首位のサウジアラビアを勝点1差で追い、プレーオフ経由となる3位につけるオーストラリアとは勝点3差。

    今回の日本がオーストラリアに勝てば、1試合を残して2位以内が確定し、7大会連続での本大会出場が決まる。

    引き分けた場合は29日のベトナムとの最終戦に決定は持ち越しとなる。最も避けたいのは黒星で、その場合はオーストラリアと勝点18で並び、得失点差で上回るオーストラリアが2位に浮上し、日本は3位に後退。ベトナム戦で勝って、サウジアラビアに乗り込むオーストラリアの結果待ちとなる。

     その重要な試合へ、頼れる存在が戻ってきた。

     森保監督が3月16日に発表したメンバーは27人。怪我で前回1、2月のシリーズを欠場したキャプテンの吉田選手が戻り、独特の間合いのドリブルで相手守備陣を翻弄する三笘選手も負傷から復帰して昨年11月シリーズ以来の参戦となる。

    DF冨安健洋選手(アーセナル)は前回に続いて今回も怪我のために招集が見送られたが、このタイミングで百戦錬磨の吉田選手が戻ることは、ピッチ内外でチームの力になることは言うまでもない。

    また、吉田選手と冨安選手の両センターバックが不在だった前回のシリーズで好ゲームを披露したDF谷口彰悟選手(川崎)とDF板倉滉選手(シャルケ)も健在。フィジカルと高さのあるオーストラリアの攻撃陣を相手にどの組み合わせで臨むのか、最終ラインのオプションも増えている。

    谷口選手は、1月29日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦でいずれも2-0の完封勝利に貢献。「前回初めて最終予選に出て、プレッシャーのかかる試合をしっかり勝てたことはポジティブな要素。今回も選ばれたからにはしっかりプレーしたい」と語っている。

    今回のメンバーには、中盤で攻守に安定感をもたらしているMF田中碧選手(デュッセルドルフ)、MF遠藤航選手(シュツットガルト)、MF守田英正選手(サンタクララ)の3人も引き続いて選出された。

     攻撃陣では、大迫選手は3月11日までのJリーグ2試合はメンバー外だったが、3月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフでは先発で出場。後半2得点を挙げる活躍で、チームの勝利(延長4-3)に貢献した。

    しかも2点とも相手の隙とスペースをうまくついた技ありのゴールで、本人も「こういうゴールが獲れるようになれば自然と結果が付いてくると思う」という納得の形だった。心強い存在が戦線に戻る。

     伊東選手は最終予選4戦連続得点中で日本の攻撃に強烈なインパクトを与えている。また、セルティックで好調のFW前田泰然選手とMF旗手怜央選手、MF久保建英選手(マジョルカ)、FW南野拓実選手(リバプール)らも選出。馴染みの顔ぶれが並んだ。


    取材・文:木ノ原句望