【ヤクルト】五十嵐亮太が語る連覇へのキーパーソンは村上と中村!「いなくなった時が怖くなるくらいの存在感」

野球

2022.5.10



セ・リーグ首位東京ヤクルトスワローズ、好調の要因を元メジャーリーガー五十嵐亮太氏(42)が徹底解説!悲願の連覇に必要なキーマンとは?たっぷりと語ってもらった。

―好調な投手陣について

先発のピッチャーが試合を作っています。先制点を渡さない、ランナーを返さない、最少失点にするなどの粘り強さが出てきていると思います。

中継ぎ陣が良い流れを崩さないで、「後ろに繋ぐ」という意識を持っている。そういったところが上手く機能していると思います。

石川(雅規)投手は中10日で回っていますが、その中で結果を出している。ベテランと若手のバランスがとても良いと思います。

―高津監督の先発ピッチャー起用法について

結果的に上手くいっているので、僕は良いと思っています。中6日で先発ピッチャーは回りたいと思います。どこまで本人が納得して出来るかというところで、監督・コーチ・選手のコミュニケーションや気持ちの伝わり方が大事だと思っています。

それが上手く伝わるからこそ選手も結果を残すと思うので、高津監督は選手とコミュニケーションを取って活躍できる場面を作っていると思います。

―ポイントとなっているバッターは?

村上(宗隆)選手ですかね。

"活躍が約束されているバッター"として誰もが認めている。村上選手は絶対的存在として期待にしっかりと応えている。あの若さで風格、落ち着きがあり、それを継続しているのでチームにとってはかなり心強い4番バッターになったと思います。

逆に彼がいなくなった時が怖くなるくらい存在感があります。試合ごとに打席でも色々と考えて変えたりしているので、常に高いところを目指す、失敗した時にどうすれば上手くいくかという方向の定め方がしっかりしている。

それが結果的に良い方向に向かっているので、対応する能力や次に自分がどうなるべきかというビジョンの描き方など、その辺のセンスが良いと思います。

―村上選手に続く5番バッターについて

ここまで村上選手が当たっていると、バッテリーとしては、その後で勝負をした方がその回を0で抑える確率が高いのではないかという判断になってくると思います。

これからオスナ選手の役割は重要になってくると思います。

オスナでないとしても右と左で変えるなど、その時その時に好調な選手を5番に置くんじゃないかなと思います。



―好調の中、連覇に向けては?

苦しい中でなんとか粘って勝っていく戦い方をしてきている。ここへ来て勝ちが続くといけるのではないかと思いがちですけど、そう簡単にはいかないと思います。

疲労が出てきたりとか、チームが苦しい時に常に同じ人ではなく違う人が出てきたりとか、今日みたいに中継ぎ陣が踏ん張って最後に逆転というケースもある。

楽なシーズンはないと思っているので、そういった戦い方を継続していけば優勝の可能性は高くなると思います。

―現在のヤクルト注目選手は?

中村(悠平)捕手が帰ってきたのは大きいと思います。小川(泰弘)選手とバッテリーを組んだ時の完封試合の配給を見て、彼の存在感の強さを感じました。

佐藤輝明選手(阪神)への配球を一打席目から四打席目までを見ていたのですが、絶妙でした。特に三打席目のインコースを続けたというのはかなりインパクトを与えたと思います。

インパクトのある配球をすれば、その情報が他のチームにも流れていきます。

「何かやってくる」「セオリー通りでは来ない」と考えさせるような配球をしているので、彼のおかげで勝ちに繋がる試合は増えるのではないかなと思います。

―古田敦也さんと同じ27番を背負った中村捕手の姿は?

古田さんと重なるような配球をしていました。「あれ?ちょっと古田さんやりそうだな」ということとか。

背番号に負けないようにと意識しているというよりも、より自分が表に出てチームを引っ張るという意思の強さが出ているので、僕は背番号を変えて良かったと思っています。このままチーム、ピッチャーを引っ張っていってほしいと思います。