【サッカー】横浜FM・水沼宏太 32歳で日本代表メンバーに初選出

サッカー

2022.7.14

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    水沼宏太 写真:アフロスポーツ

    日本サッカー協会は7月13日、東アジア4カ国によるE-1サッカー選手権(7月19~27日、鹿島&豊田)に臨む日本代表のメンバーを発表。

    J1リーグ首位の横浜F・マリノスから約10年ぶりの復帰となるFW宮市亮選手やFW水沼宏太選手ら最多7人が選ばれ、初出場は水沼選手を含めて10人を数えるなど従来とは異なる顔ぶれが揃った。11月のワールドカップ(W杯)のメンバー入りへどこまでアピールできるか。国内組にとっては最後のチャンスだ。

    E-1選手権は2年に一度開催される東アジアの4カ国による大会で、日本代表は19日に鹿島で香港代表、愛知県の豊田で24日に中国代表、27日に韓国代表と一回戦総当たり方式で対戦する。国際マッチデー期間外の大会のため海外組は不在。W杯登録メンバーが従来の23人から26人に増枠されることが決まり、国内組が絡む可能性もわずかながら広がった。

    今回招集されたメンバーは26人。初招集メンバー10人の中で目を引くのがMF水沼宏太選手(横浜FM)だ。今季マリノスの好調を支える一人で、実に32歳でのフル代表入りだ。

    水沼選手は2008年にU-19代表に選出されて以降、毎年のように年代別代表に招集され、2012年5月にはU-23代表としてトゥーロン国際大会にも参加したが、それを最後に代表活動から遠ざかっていた。

    今季18試合に出場して、自身でも4得点をマークしているが、右サイドからの正確なクロスで味方のゴールをお膳立てし、存在感を上げている。今回の選出で父・貴史氏と親子2代での日本代表入りとなった。

    水沼選手は、「代表に選んでもらってすごくうれしい。小さい頃からサッカーやってきてやっと夢のスタートラインに立てた。ここからが勝負。思い切りやりたい」と意気込んでいる。

    マリノスからは、JFAアカデミー福島出身選手としては初のフル代表入りとなったDF小池龍太選手、6月のU-23 アジアカップでU-21日本代表のキャプテンを務めたMF藤田譲瑠チマ選手、今季8得点でリーグ得点ランク4位タイにつけるFW西村拓真選手らも選出されている。

    また、U-21日本代表からは藤田選手のほか、FW細谷真大選手(柏)、GK鈴木彩艶選手(浦和)らも選ばれた。細谷選手は今季リーグ戦20試合で6ゴールを挙げ、アジアカップでも5試合で2得点をマークした。

    J1リーグで4位の広島からも前出の佐々木選手や森島選手に加えて、初招集のMF満田誠選手、野津田岳人選手ら6人が選ばれたが、J1で2位につける鹿島からは選出ゼロとなった。

    日本代表の森保一監督は、「目標は優勝。その戦いのなかで選手層をより厚くし、結果と内容を持ってW杯へ向かいたい」と語り、W杯メンバー選考についても「予備登録の締め切りギリギリまで視察を重ねて決めたい」と話している。また、鹿島から選出ゼロとなった点については「数名はリストアップしたが、選考のタイミングで移籍などの理由があった」と説明した。

    チームは7月17日から練習を開始。新しい顔ぶれで短時間の準備でチームとして戦うことになるが、2013年の大会ではFW柿谷曜一朗選手(名古屋)やMF山口蛍選手(神戸)がアピールに成功し、2014年W杯ブラジル大会のメンバー入りへつなげた例もある。

    森保監督は今回選出したメンバーに「優勝を目指す戦いをして、成長と価値を上げることにつなげてほしい」と期待を寄せて、新たな選手の台頭を心待ちにしている。


    取材・文:木ノ原句望