【女子W杯】なでしこジャパン スペインに4-0完勝でグループステージ1位突破!

サッカー

2023.8.1


首位でグループステージ突破を決めたなでしこジャパン Photo by Maja Hitij - FIFA/FIFA via Getty Images

なでしこジャパン日本女子代表が7月31日、ニュージーランドのハミルトンで行われた女子ワールドカップ(W杯)グループステージ最終戦でスペインにFW宮澤ひなた(マイナビ仙台L)の2ゴール1アシストの活躍などで4-0と快勝し、3連勝でC組1位突破を決めた。

8月5日のノックアウトステージ1回戦の16強対決でA組2位突破のノルウェーと対戦する。

「完勝」の二文字が頭に浮かぶ。安定した守備で相手に思うようなプレーをさせず、少ない決定機を確実にものにする高い決定力。しかも、人が入れ替わって攻撃力は高い。前半は特にミスが少なく、隙もない。日本は理想的な試合を披露した。

2連勝ですでにグループ2位以内を確定させて16強進出を決めていたスペインと日本だが、昨年11月の親善試合を含めて日本はこれまでスペインに1分3敗と勝ち星はなく、世界ランクでも日本の11位に対してスペインは6位と上位の相手だった。

その相手に、精度の高い攻撃で前半だけで3ゴールを奪い、後半の終盤にもダメ押しの追加点。最後まで大きな得点機を作らせず、無失点をキープした。

先制は前半12分、MF遠藤純(エンジェル・シティ)がDF熊谷紗希(ASローマ)からのフィードを受けて相手DFの裏のスペースへパス。宮澤が2列目からのスプリントで前線に飛び出してこれを受け、トップスピードでペナルティエリアに切り込むと、前に詰めようとする相手GKの脇を突いて左足で冷静に流し込んだ。

あっという間の先制劇で、ここまでコスタリカ戦では46本のシュートで3-0、ザンビアには22本のシュートで5-0と快勝で来たスペインには早い時間帯での今大会初失点だ。

日本の2点目、3点目は、いずれもカウンター攻撃からきめた。

前半29分、相手の縦パスをカットしたDF南萌華(ASローマ)のパスをFW植木理子(東京Vベレーザ)が落とし、これを受けたMF長野風花(リバプール)が宮澤へ預けると、宮澤が持ち上がって並走する植木へパス。植木はペナルティエリアに持ち込み、寄せてきた相手をかわして右足で狙うと、シュートは相手DFに当たってふわりと浮き、GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

3点目は前半40分。相手のパスをカットした長野からMF林穂之香(ウェストハム)、植木とテンポよくつなぎ、ボールを受けた宮澤はトップスピードでペナルティエリアに切り込んで右足を振り、ゴール左上に突き刺した。宮澤はこれで今大会通算4点だ。

日本は前半シュート4本で3得点。手にしたチャンスを確実に得点に結びつける攻撃力に加え、MFアイタナ・ボンマティ(バルセロナ)やFWジェニファー・エルモソ(バルセロナ)にペナルティエリアでボールを持たれても決定機を作らせない冷静な守備の対応が光った。

2年連続でFIFA年間最優秀選手に選ばれたMFアレクシア・プテジャス(バルセロナ)にも仕事をさせないまま、後半17分に交代させた。

1点を返して流れを掴みたいスペインは後半、選手交代を使って攻撃的選手を送り込み、FWサルマ・パラジュエロ(バルセロナ)を遠藤に封じられた前半の右サイドから左サイドへ移し、早めのクロスを利用するなどを試みる。スペインがボールを保持する時間は増えて、日本が守備に回る形になったが落ち着いて対応した。

さらに、FW藤野あおば(東京Vベレーザ)やFW田中美南(INAC神戸)らを投入して追加点のチャンスを探った。

そして後半37分、右サイドでのスローインでボールを受けた田中がドリブルで運び、ペナルティエリアに持ち込むと相手DFをかわしてシュートを放ち、初戦に続く大会2本目のゴール。日本は前後半で8本のシュートで4得点を生み出した。

日本は3試合無失点の全勝でグループステージを首位で突破して、8月5日にノックアウトステージ1回戦でノルウェー女子代表と準々決勝進出をかけて対戦する。

文:木ノ原 句望


なでしこジャパン グループステージ結果

■7/22(土)
日本 5-0 ザンビア女子代表

■7/26(水)
日本 2-0 コスタリカ女子代表

■7/31(月)
日本 4-0 スペイン女子代表

<グループC最終順位> ※上位2位までがノックアウトステージ進出
1.日本(勝点9)
2.スペイン(勝点6)
3.ザンビア(勝点3)
4.コスタリカ(勝点0)

なでしこジャパン ノックアウトステージ試合日程

■ノックアウトステージ1回戦(ラウンド16)
8/5(土) 17:00 KICK OFF
日本 vs ノルウェー女子代表

■準々決勝
8/11(金)、8/12(土)

■準決勝
8/15(火) 、8/16(水)

■決勝
8/20(日) 19:00 KICK OFF

※すべて日本時間