今永昇太 メジャー初のライブBPは鈴木誠也との日本人対決「ウソついて変化球を投げました」と約束を反故
2024.2.22
今永昇太・鈴木誠也 写真:AP/アフロ・Getty Images
カブスの今永昇太(30)は21日(日本時間22日)、今キャンプでライブBPに初登板。いきなり鈴木誠也(29)の日本人対決が実現した。
対戦前、今永は鈴木に「まっすぐだけでいくからね」と約束。しかし、初球からカーブを選択しスライダーも交えた。
その理由を「バッター立つとデカくて、ピッチャー返し怖くて、外まっすぐ投げたら絶対に芯で弾かれる。怖かった」と鈴木の存在感に圧倒され、つい約束を反故にした。
最後はフルカウントからこの日最速タイの93マイル(約150キロ)の直球で空振り三振。
軍配は今永に上がったものの「まっすぐだけで絶対に抑えられないと思った。途中ウソついて変化球を投げました」と茶目っ気たっぷりに対戦を振り返った。
米国初ライブBPは打者6人に対し25球を投げ、1安打(1本塁打)1奪三振と上々の内容。
最速93マイルを収穫とし「ブルペンでは到底でない数字。実戦で10キロくらい数字が上がって良かった」
その一方で甘いスライダーを昨季23本塁打のウイザムに本塁打され、
「質の悪い変化球が浮いたりすると単打にならず高い確率でホームランになる。自分の課題は痛いほどわかっている。被本塁打が高いのは周知の事実。今日は打たれて良かった」と反省した。
■今永昇太 インタビュー
Q. 今日を振り返って
やはりMLBのバッターの対応力だったりとか、そういったものを感じたライブBPでした。
Q. 真っすぐが多かったが
一番ずれが生じるのが真っすぐなので。ブルペンとキャッチボールと、この実戦とで一番ずれてくるので、どこがずれているのかというのを確認するためにも真っすぐを多く投げる必要がありましたし、そこがチェックできてよかったと思いますね。
Q. 最速は93マイルでしたが
今日93というのはもう出ていたんですか?
実戦で一番確認したいことは、もう一つはやはりバッターが経ったときに、自分のボールがどう変化するか、例えばキャッチボールでもウオーミングアップの段階で普段とは違うボールが行ってました。
この変化になってよかったなという、毎年この実戦になるにつれてボール(の質)がどんどん上がっていく、今年もこういうふうになれてよかったなというのをまず安心しました。
その93という数字に対してもブルペンでは到底出ない数字なので。実戦で10キロくらい球速が上がってよかったなと思います。
Q. 真っすぐを内角、高めに投げて、今の自身の状態がわかるところもあるか
トミーコーチにいつも言われているのは、高めをどこまでチェイスしてくるかというのを確認してほしいと言われて、
今日もすっぽ抜けてボールだなと思う球もあったけど、高めを振ってくるというのも見受けられたので。
それがファウルになっているうちは自分のペースですけども、中途半端な高さになって頭を越されないようにというのは気を付けて、どこまでの高さまでいっていいのかがこれからのカギになるかと思いますね。
Q.鈴木誠也の最後の球は
まっすぐが引っかかってカット気味に入って、インコースのいいところに決まったんですけど、ひっかかりました。
Q. 容赦なく投げ込んだか
バッターボックスに立つ前、マウンドに上がる前に僕が誠也に「まっすぐだけでいくからね」と言ってたんですけど、バッター立つとデカくて。
まずピッチャー返し怖くて、外まっすぐ投げたら絶対に芯ではじかれると思いました。
怖かったんで、カーブのサインが出たんでカーブ投げて、途中決着つかなかったんでスライダー投げて、本当にまっすぐだけで絶対に抑えられないと思ったんで、途中ウソついて変化球を投げました。
Q. いつ以来の対戦になったか
彼が21年の時が最後だと思うのでそれ以来です。
Q. 対戦成績は
(ホームラン)5、6本打たれているんじゃないですか。打たれてますし、チームメートになれて本当によかったです。
Q. 抑えてやろうという気持ちは
それはないですね(苦笑)。絶対デッドボールだけは当てないのと、ピッチャー返しだけはやめてくれというのと、ピッチャー返しになりにくい球を嘘ついて選択しました。
Q. ピッチクロックについて
ブルペンの時は気になったんですけど、実戦入ってピッチコムを使うとスムーズにサイン交換も行える実感もかなりあったので、
まだまだボールを触る時間だったり、足場を確認する時間もあったので、それが確認できただけでもよかったと思います。
Q. アリゾナの乾燥気候はどうか
やっぱり乾燥してブルペンでも思うような投球ができなかった時もありますし、みんなシカゴに帰ったり、ここでなかったら大丈夫だよと言ってくれるんですけど、
僕としてはここは初めてですし、指先に感覚が残ってしまう不安はあるんですけど、これもみんな経験していることなので、僕もうまく経験できたらなと思います。