J1柏と新潟 決定力を欠いて勝ち点1を分ける

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J1リーグ第12節3日目の試合が4月26日に行われ、柏レイソルがホームでアルビレックス新潟と対戦し、ともに決定力を欠いて1-1で引き分けた。
前節を終えた時点で5勝5分け1敗で2位につけていた柏と1勝5分け5敗で19位に低迷していた新潟の対戦は、どちらも譲らず勝ち点1ずつを分け合う戦いとなった。
先制したのは、試合開始から速いペースでパスをつないで相手を押し込んでいた新潟だった。
前半12分、MF秋山裕紀が中盤の高い位置でMF熊坂光希からボールを奪い、FW小見洋太へパス。
持ち上がってMF長谷川元希に預けると、ペナルティエリアに切り込んだところで柏DF成瀬竣平に倒されてPKに。これを小見が決めて新潟がリードを奪った。
前半立ち上がりから押されていた柏だったが、前半20分過ぎから右サイドを中心にした攻撃で相手ゴールに迫り、32分には同点ゴールで追いついた。
MF久保藤次郎の縦パスをペナルティエリアに入ったMF山田雄士が受けてゴール正面のスペースに顔を出した渡井が左足で捉えてゴールに突き刺した。
渡井は得点場面について、「人数をかけながら、最後は自分がフリーになったが、いい形でゴールまでいけた。GKが右に寄ったので逆に流し込めた」と振り返った。
柏はこの同点弾で落ち着きを取り戻すと、一転して攻撃を畳みかけるようになる。前半終盤には熊坂、MF小泉佳穂、久保が立て続けに相手ゴールを脅かしたが追加点は奪えなかった。
後半半ばからFW細谷真大ら攻撃陣を次々と送り込み、ボールを保持して攻める柏に対して、新潟はカウンターで勝機を探ったが、互いに最後のところで精度を欠いてゴールには至らず、引き分けに終わった。
柏のリカルド・ロドリゲス監督は、「試合の入りが悪く、用意してきたゲームプランとはずれが生じた形で、いい形でスタートできなかった」と想定外の出足を嘆き、PK献上での失点についても「我々の守備をうまくはめることができなかった」とチームとしての守備のミスを指摘した。
さらに、柏指揮官は「前半のうちに試合を決める決定的チャンスがあった。今日の試合を決めたのはその部分。前半で決めて逆転していれば勝ち点3が取れた可能性は高かった」と述べて、勝ち点3を取りこぼした悔しさを滲ませた。
柏DF古賀太陽も「最後の質」に言及。「前半(ゴールを)取り切るチャンスはあった。そこでどれだけ仕留められるか。その質を前の選手を中心に改善していきたい」と述べて、失点についても「もったいない。あの失点は全員が悔やまないといけない」と話し、改善を期していた。
柏は7戦負けなしで5勝6分け1敗の勝ち点21で2位から4位へ後退した。
新潟の樹森大介監督は、先制点を奪うまでの流れを「前半の入りは準備したものが良く出ていた」と評価したが、「そのあと、相手のリズムで戦ってしまった。
前半の途中から相手に(ボールを)持たれる時間が増えて、守備で疲弊して攻撃の質が落ちてしまった」と振り返った。
4月6日の第9節神戸戦で今季初白星を手にした新潟だったが2勝目が遠く、今季6度目の引き分けで19位からの浮上はならなかった。
樹森監督は選手たちのゴールに向かう積極的な姿勢を評価しながら、「これを勝ち点3につなげていき得るようにしないといけない」と話した。
次節4月29日、柏はアウェイで名古屋と、新潟もアウェイで広島と対戦する。
取材・文:木ノ原句望
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