女子サッカー部・新体操部の名門 日ノ本学園高校「不登校経験者の希望となる学校」そこには笑顔あふれる生徒たちの姿があった
2025.6.9
【動画】名門のオキテ!日ノ本学園高校編 #1|https://youtu.be/lwL76ZKTUYU
名門校に潜入し、強さの裏側に隠された独自のルールや秘密を探る番組「名門のオキテ!」。
今回は兵庫県姫路市にある日ノ本学園高等学校に潜入取材。
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1893年に創立され、生徒数590名を擁するこの学校は、女子サッカーや新体操などの競技で全国レベルの強さを誇っている。
キリスト教精神による心の教育と、「倒立歩行」などユニークな部活のオキテが共存し、プロゴルファーを目指す生徒から不登校を乗り越えた生徒まで、すべての夢を支える教育環境が魅力的だ。
元女子校の名残りを残しつつ共学化を果たした学校の変化も見どころの一つである。
キリスト教の精神に基づいた教育で心を育てる
日ノ本学園に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは大きな十字架だ。この学校はキリスト教系の学校であり、週に2日間「チャペルの時間」という礼拝の時間を設けている。
礼拝堂に集まった生徒たちは静かに話を聞いている。「神が御子を世に遣わされたのは世を裁くためでなく、御子によって世が救われるためである」という言葉が響き渡る。
学校の担当者は「キリスト教的な精神に基づいて人間性を養い、心を育てることを目的に教育活動をしています」と説明する。校内のあちこちに信仰心が感じられる空間があり、生徒たちはこの環境の中で日々学んでいる
共学化で変わった校内の光景
日ノ本学園高校は、令和2年(2020年)まで女子校だったが、現在は男子生徒も通う共学校となっている。しかし、長年女子校だった名残は校内のいたるところに残っている。
番組スタッフが驚いたのは男子トイレの様子だ。
「男子トイレの小便器がない」という生徒の言葉通り、校内の男子トイレには小便器がなく、すべて洋式便器が設置されていた。女子校から共学に変わったばかりという学校の歴史を物語るエピソードである。
不登校経験者が集まる「フリーアカデミーコース」
日ノ本学園高校の特色あるコースの一つが「フリーアカデミーコース」だ。このコースは中学校までに不登校を経験した生徒たちが集まっている。
教室の様子を覗くと、笑顔あふれる生徒たちの姿があった。
ある女子生徒は「不登校っていうことは、やっぱり言いづらい過去だったりするので、受け入れてくれる学校とか、同じ気持ちを持った仲間と授業を楽しくできるのかなと思って、ここがいいなと思って選びました」と語る。
このクラスの先生について尋ねると、「とにかく明るくて、もうみんな笑いの絶えない授業をしてくれるので、普段言えないですけど、めっちゃ大好きな先生です」と答えた。
実際、先生が明るく授業を進める様子が印象的だった。
日ノ本学園高校は、女子サッカー部が8回も全国大会で優勝している強豪校でもある。
他にも新体操部は創部17年でインターハイ10回出場。2023年には全国大会初優勝を飾ったという。
これらの強豪部活動には、独自のオキテも存在する。
女子サッカー部では「日曜日以外は甘い物とかジュースは禁止」というルールがある。インタビューを受けた部員たちは「最近スタバの新作のいちごのやつを飲みました」と照れながら答え、厳しいルールの中にも若者らしい一面を見せていた。
バレー部には「倒立歩行」という独特なルールがある。
全員が同じように歩けるようにならなければいけないというもので、実際に選手たちは一斉にハンドスタンドを披露した。
「6人で(6m)行けているところを誰かが見ていたら合格になります」と部員が説明するように、チームワークの大切さを身につける訓練になっているようだ。
学校のもう一つの特色として、スポーツに特化したコースも設置されている。
食堂でインタビューに答えた生徒はゴルフ部に所属し、「今年プロテストなので応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
彼女はすでに兵庫県ジュニア大会で優勝するなど実績を積んでおり、「プロテストに落ちたら大学に行きながらプロテストを受け続けます」と将来への強い決意を見せていた。
食堂では生姜焼き丼が人気メニューとなっており、「ちょっと甘いんですけど、生姜のタレみたいで、めっちゃうまいです」と生徒が絶賛していた。
日ノ本学園高校は、キリスト教精神に基づく人間教育、不登校経験者への支援、トップレベルのスポーツ強化など、多様な生徒のニーズに応える教育を展開している。
厳しいルールと温かい支援のバランスが取れた教育環境の中で、生徒たちは自分の可能性を広げていた。