サッカー日本代表 インドネシア戦勝利でW杯最終予選の締めくくりへ【サッカー W杯最終予選】

サッカー

2025.6.10

    10000000000000121466_20250610161427387725_P250610000013.jpg
    森保一、遠藤航(c)SANKEI

    サッカー日本代表は6月10日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の最後の試合となるインドネシア代表戦に大阪のパナソニックスタジアム吹田で臨む。

    8大会連続での出場が決まっているW杯へ向けて新戦力を試しながら勝利での締めくくりを目指して、MF久保建英(レアル・ソシエダ)は「先制点が大事」と話している。

    W杯優勝公言「あともう1つ超えれば決勝まで行ける。優勝できる」森保監督が語った日本代表の未来図

    今予選で初黒星を喫したアウェイでのオーストラリア戦から移動を含めて中4日。

    最終予選最後の試合となるインドネシア戦へ向けて、日本代表の森保一監督は、「いくつかのポジションでメンバーを変更して臨みたい。

    目の前の一戦に勝利する目標だけでなく、これからの成長に向けてチャレンジしてほしい」と話し、新たな戦力を含めた選手たちの奮起に期待を込めた。

    今秋以降の強化試合を前に、公式戦で新たな戦力を試す最後の機会でもある。先日のオーストラリア戦では代表デビュー3人を含めて9人が初先発で、主力組では鎌田大地(クリスタル・パレス)と町田浩樹(サンジロワーズ)がスタートからプレーした。

    その後、チームには故障者が続出して町田、渡辺剛(ヘント)、熊坂光希(柏)が離脱。インドネシア戦の最終ラインは変更必須で、その他のポジションも再び顔ぶれが前節から入れ替わる可能性は高い。

    DF高井幸大(川崎)は、オーストラリア戦の途中出場でここまで3試合に出場しているが、「アピールの覚悟を持ってやりたい。ディフェンダーとして0点で終えること。練習からコミュニケーションを取れているので、いい連係はできると思う」と話す。

    代表デビューを待つDF鈴木淳之介(湘南)は、「滅多にないチャンス。それを掴むためにも自分の価値をしっかり出したい」と意気込む。

    ここまでの練習で「自分のプレーを出してリターンがどう転ぶか見極めながらやれている」と手ごたえも覚えているようで、「やれないことはない。負けずにやっていきたい」と話している。

    10000000000000121466_20250610161427386923_P250609000330.JPG
    久保建英(c)SANKEI

    久保「先制点が大事」

    勝利も必要だ。日本は本戦出場を決めた3月のバーレーン戦勝利後はサウジアラビアに0-0、オーストラリアに0-1で2戦連続未勝利となっている。

    日本代表主将のMF遠藤航(リバプール)は、「最後に勝利を届けたいという思いがいちばん強い。しっかり勝ち点3で締めくくりたい」と話す。

    今回、背番号10をつけてプレーするMF久保建英(レアル・ソシエダ)は、「先制点が大事」と強調。

    「先制点を取りに行くことをチームの共通意識として臨みたい。勝ちたいと思うのは当たり前。シーズンの締めくくりとして勝って終われたらベスト」と言う。

    前節オーストラリア戦を含めて、日本は自陣に引いて守りを固める相手から得点を奪うところで苦労してきている。

    「誰が出てもやりたいことはある程度できると思う」という鎌田は、「最後のクオリティ。最後のパスや決めきる、守り切る、そういうと部分で最後は変わってくる。まだまだ良くできる部分はたくさんある」と話す。

    遠藤も、「ボックス内でのクロスの入れ方やどこに走るのか、そういうところのディテールにはもっとこだわれる。インドネシア戦で活かせれば」と話している。

    10000000000000121466_20250610161424512081_P250610000017.jpg
    クライファート(c)SANKEI

    新体制のインドネシア

    インドネシアは2026年大会での悲願のW杯出場へ強化策を駆使している。

    昨年11月のジャカルタでの対戦では日本が4-0で勝利したが、その後インドネシアの陣容は変わり、欧州出身で同国にルーツがある選手の帰化を継続して進める一方で、今年1月には指揮官も交代。

    韓国出身のシン・テヨン監督からACミランやバルセロナなどで活躍した、元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏を招聘した。

    新監督の初陣となった3月20日の最終予選ではアウェイでオーストラリアに1-5と敗れたが、同25日のホームでのバーレーン戦には1-0と初勝利で勝ち点を積み上げた。

    そして、先日6月5日の中国戦にもホームで1-0と勝利して、C組4位以内を確定させてプレーオフ進出が決定。その試合で決勝ゴールを決めたFWオレ・ロメニ(オックスフォード)は今年2月に帰化が認められて代表入り。

    デビュー戦となったオーストラリア戦から3試合連続でゴールを決めてチームに貢献し、インドネシア期待の新戦力となっている。

    森保監督は「インドネシアは間違いなくレベルアップしていて、アジアで勢いのあるチーム。欧州でプレーする選手も多い。厳しい試合になると思うが勝って成長を感じられるようにしたい」と話している。

    遠藤は、「僕らのフォーカスはW杯へ向かっていて、1試合も無駄にしたくない」とキッパリ。

    「選手を入れ替えた中でも、その選手がそれぞれしっかり高いパフォーマンスを発揮できれば、(前回の)アウェイのようなパフォーマンスを今の日本代表チームには期待できると思っている。

    最後まで素晴らしいパフォーマンスを見せて勝ち点3を取って、良い形で次の活動に臨みたい」と語った。

    試合は6月10日、大阪のパナソニックスタジアム吹田で19:35キックオフの予定だ。

    取材・文:木ノ原句望


    <日本代表 招集メンバー>
    【GK】
    大迫敬介(サンフレッチェ広島)
    谷晃生(FC町田ゼルビア)
    鈴木彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)

    【DF】
    長友佑都(FC東京)
    渡辺剛 (KAAヘント/ベルギー)
    町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
    瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)
    関根大輝(スタッド・ランス/フランス)
    鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)
    高井幸大(川崎フロンターレ)

    【MF/FW】
    遠藤航(リバプールFC/イングランド)
    大橋祐紀(ブラックバーン・ローヴァーズ/イングランド)
    鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
    森下龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
    町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
    中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
    佐野海舟(マインツ05/ドイツ)
    平河悠(ブリストル・シティ/イングランド)
    熊坂光希(柏レイソル)
    久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
    細谷真大(柏レイソル)
    鈴木唯人(ブレンビーIF/デンマーク)
    藤田譲瑠チマ(シントトロイデンVV/ベルギー)
    三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
    佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)
    俵積田晃太(FC東京)
    佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)


    <日本代表 W杯最終予選 試合日程>
    2024年9月5日(木)
    第1節:日本 7-0 中国

    2024年9月10日(火)
    第2節:バーレーン 0-5 日本

    2024年10月10日(木)
    第3節:サウジアラビア 0-2 日本

    2024年10月15日(火)
    第4節:日本 1-1 オーストラリア

    2024年11月15日(金)
    第5節:インドネシア 0-4 日本

    2024年11月19日(火)
    第6節:中国 1-3 日本

    2025年3月20日(木)
    第7節:日本 2-0 バーレーン

    2025年3月25日(火)
    第8節:日本 0-0 サウジアラビア

    2025年6月5日(木)
    第9節:オーストラリア 1-0 日本

    2025年6月10日(火)
    第10節:日本 - インドネシア