山本由伸 5回1/3・10奪三振・無失点の好投で5勝目 ロバーツ監督「無傷で乗り越えたのは、まさにエースの証拠」

野球

2026.6.1

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    山本由伸 PHOTO:Getty Images

    <2026年5月31日(日本時間6月1日) ロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ@ドジャー・スタジアム>

    ドジャースの山本由伸投手(27)が、本拠地で行われたフィリーズ戦に先発し、5回1/3を4安打無失点、10奪三振、3四死球の好投で、5勝目を挙げた。

    「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は、5打数2安打で4試合連続安打と16試合連続出塁をマークした。

    チームは9-1の快勝で5シリーズ連続の勝ち越しを決め、貯金を今季最多タイの「17」とした。

    強敵を相手に、山本は初回から気迫の投球を見せた。昨年のポストシーズンで5勝をマークしながら、唯一敗れたのがフィリーズ。

    地区シリーズ第3戦では、"本塁打キング"シュワーバーに飛距離140メートル級の特大弾を打たれるなど、5回途中3失点で白星をつかみ損ねた。  

    初回先頭は、すでに今季も22本塁打を放っている、そのシュワーバー。カウント2-2から98.2マイル(約158キロ)のシンカーで見逃しの三振に斬り捨てる。

    2番ターナーを初球97.4マイル(約156.8キロ)のシンカーで遊ゴロに打ち取ると、3番ハーパーはカウント3-2から94.3マイル(約151.8キロ)のカットボールでこれも見逃し三振。

    三振はいずれもABSチャレンジで判定が覆ったもので、それほど微妙なコースに制球されたボールだった。

    2回以降は、制球に苦しみ毎回先頭を出塁させる苦しい展開。それでも要所で三振を奪い、得点を許さない。5回1死二・三塁の最大のピンチでシュワーバーを迎えた場面では、カウント1-2からの6球目、97.5マイル(約157キロ)の速球で空振り三振。これで3打席連続の三振奪取だ。

    そして続くターナーは、95.9マイル(約154.3キロ)のシンカーで見逃しの3球三振。相手にABSチャレンジされるも判定は変わらず。勝負どころでは、抜群の制球力を見せつけた。

    6回は先頭ハーパーに四球を与えるも、続くマーシュを見逃し三振。メジャー自己最多タイの10奪三振とし、104球を投げ終えたところで交代となった。

    6回を投げ切れずクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)とはならなかったものの、今季初の無失点登板とし、エースの責務を十分に果たしたといえる。

    「追い込んで決められるところで、うまくコントロールしきれてはいなかったんですけど、その分ボールの強さがあったので、何とかこういう結果になったと思います。

    今週の練習からコンディションよく投げられていたので、今日もマウンドに上がって自信を持って投げていくことができました」と山本。

    速球のスピードがこれまでより平均で1.5キロほど上がっていたこともあって、手ごたえを感じている様子だった。

    「速球のコントロールがあまりよくなくて、それが原因で投球数が増えてしまったね。6回まで投げさせようと思っていたが、無理をさせたくなかったので、私はそうしなかった。

    彼やショーヘイが、ベストの状態でなくても5回以上を無失点で投げられるのは、彼らの実力の証でもある。

    5回(1死二・三塁のピンチ)は、試合のターニングポイントだった。相手を巧みにかわして無傷で乗り越えたのは、まさにエースの証拠」とロバーツ監督。自らの54歳の誕生日に白星をプレゼントしてくれたエースに対し、最大級の賛辞を贈った。

    無失点投球で防御率も2.86に。それでも山本は、6回を投げ切れなかったことがかなり悔しかったようで、「内容もどんどん良くなってますし、今日は6回途中で交代になりましたけど、次は今日の反省を生かしてより良いピッチングができるように頑張りたいと思います」と更なる高みを目指すことを口にして、前を見据えた。

    テレ東リアライブ編集部