大谷翔平 乱調&中指出血を乗り越え7勝目 投手専念での登板もDH解除から「代打・大谷」に大歓声
2026.6.18
大谷翔平 PHOTO:Getty Images
<2026年6月17日(日本時間18日) ロサンゼルス・ドジャース対タンパベイ・レイズ@ドジャー・スタジアム>
ドジャースの大谷翔平投手(31)が、本拠地で行われたレイズ戦で今季12試合目の先発マウンドに上り、6回91球を投げ7安打4失点、5奪三振、2四死球で7勝目を挙げた。
5月13日以来5試合ぶりに投手専任の登板だったが、6回裏に指名打者ロハスの打席で代打起用され、遊ゴロに倒れた。防御率は1.47、打率は.296。チームは5-4で勝ち、レイズをスイープした。
突然の乱調だった。4回まで2安打、1死球で、投球数はわずか50球で無失点。2点のリードをもらった直後、なかなか届かない規定投球回が視界に入ってきた5回、投球に乱れが生じた。
先頭メサを3球で追い込みながら四球を与えると、続くフェドゥシアには97.1マイル(約156.3キロ)の速球を中越え二塁打され無死二・三塁。9番ウォールズに99.6マイル(約160.3キロ)の速球を右翼へ犠飛、1番ディアスにはスイーパーを中前に運ばれ同点に追いつかれた。
一度火の点いた打線は、大谷でも消化することは難しい。1死一塁・二塁となった後、3番ムリンスを一ゴロに打ち取るも、大谷の一塁ベースカバーが遅れて内野安打となり満塁。
続くカミネロの三ゴロは二封が精一杯で勝ち越しを許すと、5番パラシオスに99.7マイル(約160.5キロ)の速球を右前に弾き返され4点目を失った。
6回も続投した大谷は、先頭メサに投球した際に、右手中指第1関節付近のマメから出血。ユニホームのズボンを触った部分は、赤く染まっていた。
それでもこの回を三者凡退で抑えると、降板直後の6回裏にフリーマンの逆転弾が飛び出し勝利投手の権利が転がり込んできた。最速は101マイル(約162.5キロ)だった。
そしてこの後、サプライズが待っていた。2死無走者となり5番に入ったDHロハスの打順が回ってくると、「代打・大谷」のコール。球場はこの日最大の歓声に包まれた。
救援右腕ケリーの初球、94.3マイル(約151.8キロ)のシンカーを打って痛烈な遊ゴロ。アウトになったものの、投手専任から代打で打席に立つという新しい大谷の出場パターンに、ドジャー・スタジアムは大いに盛り上がった。
このまま救援陣がリードを守り切り、7勝目を手にした大谷は「全体の投げ心地も良かったですし、入りとしても良かったと思うので。ほんと、あの回(5回)だけかなと思うので。いいところもあったし、悪いところももちろんあったし、というゲームだったと思います」と投球を振り返った。
左膝の炎症や右手中指のマメに関しては「常に万全の状態で100%で投げられるわけじゃないですし、シーズンをやっていればそういうこともあるので。その中で試合を取れたというのは大きかった」と話し、安堵の表情を浮かべた。
また6回に代打起用されたことについては、6回表のマウンドを終えた時点で指揮官から伝えられたと明かし、「常に準備してますし。投げるだけの日も、打つ方の準備も登板の前にはやるので。特に不安なくというか、そのままの感じで行きましたけど」と説明。
打球速度106.7マイル(約172キロ)の痛烈な遊ゴロとなった内容については「いいアプローチ自体はできたかなと思うので。いい反応ができた打席だったな、とは思います」と話した。
ロバーツ監督は大谷の投球について「球自体は良かったと思う」と及第点を与えた。
左膝やマメの状態で次の登板を考慮するかを問われると「可能性はある。ただ、現時点では次回登板を回避する理由は見当たらない。今のところは良い状態にあるし、今日の試合後も問題なく終えた」とし、今後もローテーション通り登板することを示唆した。
テレ東リアライブ編集部