「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送
6月19日放送の「卓球ジャパン!」は、東京オリンピック日本代表の平野美宇が番組初出演。これまでの卓球人生を振り返りつつ、支えてくれた母への思い、そして間近に迫ったオリンピックへの意気込みを語った。
2000年生まれの平野が卓球を始めたのは3歳の時。自宅の卓球場でメキメキと力をつけ、全日本バンビの部で優勝すると、9歳で全日本ジュニアの部で勝利。数々の最年少記録を打ち立てていった。
2014年のワールドツアー ・ドイツOPでは伊藤美誠と組んだ女子ダブルスで史上最年少優勝を果たし、あどけなかった少女は一気に世界のトップアスリートへと変貌していく。
番組では、彼女の卓球人生を変えた3つの瞬間を紹介。
まず1つ目は、「自信がついた、始めてしっくりきた大会」と語った2016年のポーランドOP。
それまでは安定志向の両ハンドスタイルだったが、世界で勝つために攻撃的なスタイルへとモデルチェンジをはかっていたのがこの頃。一からフォームを見直し、練習を重ね、ついにこの大会で努力の成果が花開いた。
超高速両ハンドで強敵を退け、決勝ではシンガポールのユー・モンユーをストレートで撃破。
「最初は優勝できるとは思っていなかったんですが、自分が変われた大会だとすごく思っています」
大きな手応えをつかんだ平野は、続くワールドカップ初優勝、アジア選手権での中国選手3連破という快進撃により、「ハリケーン・ヒラノ」として世界で注目される存在になっていったのだ。
ちなみに、この年の全日本選手権では番組MCの平野早矢香とも対戦し、4-2で平野美宇が勝利。この一戦が平野早矢香にとっては最後の全日本であり、「心おきなく引退できた」とコメント。
そんなダブル平野の心温まるトークの中、「鬼討伐が成功したんですね。桃太郎より強いってことだよね!」とMC武井壮の攻めのトークが炸裂する場面も(笑)。
2つ目のターニングポイントは2017年1月の全日本選手権。決勝で石川佳純を下し、16歳9カ月での史上最年少優勝という偉業を達成した。
「優勝したことで、次は中国選手に勝ってみたいという思いが芽生えた大会でもあります」
3つ目は女子シングルスで48年ぶりとなるメダルを決めた世界卓球2017だ。
この大会への意気込みは相当すごかったらしく、「勝ちたすぎて、今思い出すと吐き気がするほど」という平野のコメントには、武井でさえも「まじか、なんだそれ初めて聞いた!」と仰天していた。
大会前の1カ月は「人生の中でも一番くらいに追い込んだ」と言い、キレのあるプレーで準々決勝でフォン・ティエンウェイ(シンガポール)を下してメダル確定。準決勝は丁寧(中国)に敗れて優勝はならなかったが、銅メダルを獲得した。
またこの大会で話題になったのが当時17歳、イケイケ女子高生時代の平野のインタビューだ。インタビュアーに「48年ぶり」という数字の感想を聞かれて「自分はアイドルが大好きなので、48(フォーティエイト)で嬉しい!AKBみたいで嬉しいです」と素晴らしくテレビ向けの満点回答。
現在21歳、だいぶ落ち着いてしまった今としては「17歳だからできるインタビュー。21歳でやってたら恥ずかしいですね(笑)」と振り返りつつ、当時はネット記事の見出しになることを意識していたことを明かした。
そして番組後半には、お母さんと二人三脚で歩んだ幼少期から現在までの平野美宇を追いかけたドキュメント映像も流れた。
徐々に自立し、自分から離れていく娘の姿に寂しさを覚え、涙を見せる母・真理子さん。
「お母さんの表情で涙出そうになった」(武井)
前回のリオオリンピックでは代表には選ばれずサポートメンバーとして参加。リベンジに燃えた東京オリンピック代表選考レースは、石川佳純と熾烈な争いを繰り広げたものの、最後の最後に直接対決で敗れて、あと一歩のところで代表の座を逃した。
「シングルスに行きたかった。行けなくて悔しい」と試合後、号泣しながらインタビューに答えるのだった。
しかし、平野美宇は団体メンバーに選出され、日本代表として東京オリンピックに出場できることに。
「小さい頃から色々と一緒に乗り越えてきて、最終的には金メダリストの母親にしたいという思いがあるので、結果を出して恩返しができたらと思います」
ついに東京オリンピックまで1カ月を切った。 「小さい頃からの夢の舞台に立てるので、その舞台を楽しめるような気持ちで試合したい」
"ハリケーン"東京上陸まであと1カ月。その活躍に期待しよう!
次回(7月3日)は、東京オリンピック日本代表6名に迫る2時間スペシャル。お楽しみに!
「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送