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卓球日本代表 栄光のリオ五輪からの5年間、夢と涙の軌跡

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「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

日本代表のリオ五輪からの5年間の軌跡を一挙公開した「卓球ジャパン!」2時間スペシャル。近づく東京五輪を前に、男子日本代表監督の倉嶋洋介氏を迎えてDEEPに振り返った。

5年前のリオ五輪は日本卓球の一つの節目となった。女子団体はロンドンに続く2大会連続のメダル獲得となり、男子は初のメダルとして団体で銀、シングルスで水谷隼が銅メダルに輝いた。その活躍は日本中に卓球ブームを巻き起こした。

その興奮覚めやらぬ2ヶ月後、ある選手が覚醒する。平野美宇だ。リオ五輪で代表落ちし、サポートメンバーに甘んじていた平野は、その悔しさをバネに10月のワールドカップで日本人として初優勝、しかも史上最年少16歳での優勝だった。

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平野の勢いは止まらない。年が明けた2017年の全日本卓球で、石川佳純を破って16歳9ヶ月の史上最年少優勝を果たす。4月のアジア選手権では、丁寧、朱雨玲、陳夢という中国3強を立て続けに破り日本選手として21年ぶりに優勝し「ハリケーン」旋風を巻き起こした。さらに6月の世界卓球では48年ぶりのメダルを獲得し「自分はアイドルが大好きなので48で嬉しいです」と語って大物ぶりを見せつけた。

この平野の活躍が、日本選手の中国選手に対する苦手意識を変え「自分もやれる」と考えるようになったきっかけを作ったのではないかとMC平野早矢香は語る。

48年ぶりの女子シングルスメダル獲得となった世界卓球だったが、実はこの大会で倉嶋氏がもっとも印象深かったと語ったのが、吉村真晴/石川のミックスダブルスの金メダルだった。前回大会の決勝で涙を飲んだ、結成6年目の悲願の金メダルだった。

「世界卓球の舞台で君が代を聞けたというのが、やっぱり一番感動しました」(倉嶋氏)

翌2018年、新たなスターが登場した。全日本卓球で張本智和が水谷隼を倒して14歳6ヶ月の史上最年少優勝を飾ったのだ。

「2年後、またここに戻って来て、東京オリンピックで金メダル二つ獲れるようにがんばります」と張本は優勝インタビューで語った。怖い物のない若さ溢れるコメントだ。

同じ大会、昨年優勝の平野を決勝で倒したのは、リオ五輪でも活躍した伊藤美誠だった。まさに平野との抜きつ抜かれつのデッドヒートだ。伊藤は女子ダブルス、ミックスダブルスも制し、17歳にしてなんと3冠。ここから伊藤の独走が始まる。

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4月の世界卓球団体戦では、決勝の中国戦で、日本選手に37連勝中の劉詩ブンに大逆転勝ち。チームは1-3で負けたが、伊藤は8戦全勝で世界卓球を終えた。

伊藤の勢いは止まらない。6月のジャパンオープン、11月のスウェーデンオープンで、王曼ユ、劉詩ブン、丁寧、朱雨玲といった強豪を連破していずれも優勝。中国メディアは「大魔王が現れた」と最高の賛辞を送った。

一方の張本もこの年、まるで伊藤と競うかのように大暴れ。ジャパンオープンで馬龍、張継科というレジェンド二人をなぎ倒して優勝し、12月のグランドファイナルでは15歳6ヶ月の史上最年少優勝という途方もない記録を残した。

そして迎えた2019年、東京五輪シングルス枠をめぐる、歴史に残る熾烈な代表争いが始まった。張本と伊藤が一歩リードする中、水谷と丹羽孝希、石川と平野美宇がときには直接対決をしながら世界ランクを上げるため世界中の国際大会に出続けた。

特に石川と平野は最後の最後まで僅差で争い続け、10ヶ月の間に20大会に出場。実質的な決定戦となったのは、11月のノースアメリカンオープンでの直接対決だった。勝った石川は堪えきれずに号泣した。

現場で見ていても辛かったと語る倉嶋氏だが「五輪を目指せる選手が多くなってきたのも日本の卓球が良くなってきた証拠。厳しさの中で勝ち抜いた選手たちは必ずや五輪で活躍してくれると信じている」と期待を込める。

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そんな過酷な2019年だったが、実はこの年、東京五輪でもっとも活躍が期待されるミックスダブルスのペア、水谷/伊藤コンビが生まれている。ともに静岡県磐田市出身で幼馴染の二人は、新規ペアとは思えないコンビネーションを発揮した。

デビュー戦となった7月の韓国オープンで銅メダルを獲得し、10月のスウェーデンオープン、12月のグランドファイナルのいずれも決勝で許キン/劉詩ブンにフルゲームに迫って銀メダルを獲得する大健闘を見せた。

「美誠が変幻自在に相手を翻弄して、水谷がそれを絶対的な安定感でそれを支える。このペアはそれができるから本当に良いコンビネーション」(倉嶋氏)

そして2020年に世界を襲ったのがコロナ禍だった。世界卓球を始め国際大会のほとんどが中止され、東京五輪も延期が決まった。

モチベーションを保つのが難しかった時期を乗り越えて迎えた今年3月。WTTコンテンダードーハカタールの女子ダブルスで石川/平野が優勝、続くWTTスターコンテンダードーハでは女子シングルスで伊藤、男子シングルスで張本が優勝し、東京五輪に弾みをつけた。

倉嶋氏はコロナ禍のプラス面もあげる。「張本は若いので、オリンピックに向けて気持ちを整える時間ができた。去年だったらちょっと転んだら危ない感じもあったが、今は自分の考えをしっかりもって冷静に考えることができているはず」(倉嶋氏)

コロナ禍を乗り越えての満を持しての東京オリンピック。卓球ニッポンの活躍を期待したい!

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

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