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黄金世代ライバル・みうひな対決をDEEP解説「日本女子のギアチェンジの仕方が凄い」【卓球ジャパン!】

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【公式】卓球ジャパン!2022年6月25日OA

6月25日放送の「卓球ジャパン!」は、6月16日から19日まで開催された「WTTコンテンダー ザグレブ」の女子シングルス2回戦で激突した、黄金世代のライバル、平野美宇(木下グループ)と早田ひな(日本生命)の試合を取り上げた。

平野が所属する木下グループ総監督で、元日本男子監督の倉嶋洋介氏をゲストに迎えてDEEPに解説した。

早田は今年3月のパリ五輪代表選考会を兼ねたトップ32で優勝、一方の平野は4月のアジア競技大会代表選考会で優勝と、ともに調子を上げてきている2人だ。

第1ゲームは平野が早田のバックを狙って取り、第2ゲームは早田が得意のパワードライブを駆使して取り返す白熱の展開。

第3ゲームは平野のレシーブが甘くなって早田の豪打を浴び1-7とリードされた。このまま早田が逃げ切るかと思われたが、なんとここから平野が逆転でこのゲームを取る。

鍵となったのは4-8で平野が出した順横回転サーブだったと倉嶋氏は見る。

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それまでは得意の巻き込みサーブを出していたのが、順横回転サーブをこの試合で初めて使った。そのため早田の判断が少し遅れてレシーブが浮いた。これを平野は見逃さなかった。

「自分が得意なサーブを出したいはずなんですが、5ゲーム、7ゲームと長い期間、効かせるようにするためには違うサーブが必要ですね」(倉嶋氏)

第4ゲームになると、後がなくなった早田がリスクを冒す積極的な攻撃に転じた。

「この辺の切り替えって難しいんですけどね。"ここで変えないとダメだ"ってコーチに言われなくても自分で切り替えられるというのは素晴らしいなと思います」と倉嶋氏。

この試合は日本選手同士の対戦だったこともあり、互いにベンチコーチなしで戦っている。平野のサーブの変更と同じく、早田も自分で判断して戦っているのだ。

こうして第4ゲームは早田が攻め切って取り、最終ゲームに突入した。

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勝敗が決するこのゲームで、今度は平野が異様なほどチキータに徹した。ツッツキをすると早田の豪打を浴びるからだ。

10回のレシーブのうち、実に9回がチキータでフォアドライブが1回、ツッツキはただの1回もなかった。すべてノーミスだ。これには倉嶋氏も舌を巻いた。

「気持ちが強いですね女子は。思い切り方が違う。急に積極性が出てきて自分のペースに持ち込む、そういうギアチェンジを日本の女子の強い選手はみんな持ってる。男子だと、言ってもなかなかできなくてそのままのペースで行くことが多いんです」(倉嶋氏)

倉嶋氏のDEEPな解説に、自らも何かのギアチェンジをした武井が「恋愛でもだいたい女子は切り替え早いんですよね。切り替えた経験あるでしょ?スパッと」と竹﨑由佳アナに話を振ったが「あー、はい。そういうもんですよね」とあっさり返された。

「男子は、なかなか引きずっちゃうから。その辺だよなー」と、何やら反省モードに入る武井だった。卓球の試合を通して常に人生を見つめようとする武井ならではのトークだ。

武井の"反省"をよそに、チキータに徹した平野は、最後もチキータからのフォアドライブを決めて11-9で取り、この"みうひな"対決を制した。

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途中でMC平野早矢香が感心したのは、平野美宇が見せた遅いループドライブで得点につなげた場面だった。速いボールを待っている相手にとって、"あえて"の遅いボールは非常にやりにくいという。

「私も現役の頃、もうちょっと逆モーションとかやってればよかった。まともに打ち合うことが多かったので」

かつて"卓球の鬼"と言われた平野がそうつぶやくと、武井が「今からでも遅くないんじゃないですか。マスターズとか出るの見たいです」とたきつけ、倉嶋氏も「卓球ジャパンの企画で大会出て見たらどうですか」と輪をかけた。

「いやいやいやいや、鬼になりたくないです。もう。静かに暮らしたい」(平野)

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MCを務めながら、この6月に日本卓球協会の理事にも就任したばかりの平野は、どのみち静かには暮らせなさそうだ。

番組の最後には、前回放送の200回スペシャルに入りきらなかった「忘れられない名シーン」を公開。東京五輪の混合ダブルスで金メダルを獲ったあと、水谷隼と伊藤美誠がゲスト出演した場面を振り返った。

大会前に水谷の練習が少なくて不安だったことを伊藤が暴露した。

「大会の3ヶ月ぐらい前に"あと2、3ヶ月待ってください"って言うんですよ。遅いって!」(伊藤)

「僕はけっこう練習するタイプだと思うんですよ。彼女の練習がありえない量なんで、彼女基準で考えられても困るんです」(水谷)

「そんなことないよ。合宿でも一番最初に帰るじゃん」(伊藤)

「あれは全部ウエイトトレーニング行ってるんだって、ウエイト!」(水谷)

漫才のようなやりとりだが、こうした遠慮のない間柄は互いの信頼の裏返しでもあり、金メダルの獲得につながったのだろう。

「卓球ジャパン!」 BSテレ東で毎週土曜夜10時放送

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