
初戦敗退の伊藤美誠
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜」は5日、女子シングルス1回戦が行われ、伊藤美誠(スターツ)は世界ランキング6位の王芸迪(中国)にゲームカウント1-3(11-8、1-11、9-11、3-11)で敗れ、初戦敗退となった。
第1ゲームを先取したものの、第2ゲームを落とすと、第3ゲームは終盤まで競り合いながらもあと一歩及ばず、そのまま押し切られた。
試合後の伊藤は「1ゲーム目はすごく良かったですし、全体を通してもそこまで悪くはなかった」と振り返った。
「相手の調子が出る前に1ゲーム目を取ることができました。2ゲーム目以降は相手の調子が戻ってきてしまいましたけど、第3ゲームを取れていたら、もう少し分からなかったかなという気持ちはあります」

勝敗を分けたのは、第3ゲームだったと分析する。
「やっぱり第3ゲームを取れなかったところが、中国選手の強さというか、自分のあと一歩というところ。いつもこういう感じなので、いつか越したいという気持ちはあります」
世界卓球で勝利した経験もある王芸迪との再戦。伊藤は相手の変化にも着目した。
「9-10でのサーブの工夫だったり、世界卓球の時よりサーブの幅が広がっていました。中国選手は1ゲーム目は様子を見て、2ゲーム目以降に本調子を出してくる選手が多いので、1ゲーム先取だけではまだ相手がリードしているようなもの。2ゲーム目をもっと競ることができれば、相手にダメージを与えられたと思います」
一方で、自身のプレーには手応えも感じていた。
「変化もスマッシュも今日は良かったと思います。全部が入るわけではないですけど、『何が起こるか分からない』のが自分の良さ。今日は自分らしさは出せていたと思います」
試合後にはファン一人ひとりに丁寧にサインや写真撮影に応じる姿も見られた。幼少期を過ごした横浜での開催は、伊藤にとって特別な舞台でもあった。
「私が小さい頃を知っている方が見に来てくださっていたり、去年よりもお客さんとの距離が近く感じました。皆さんとお話ししたり写真を撮ったりできて、自分にとってもすごくいい思い出になりました。日本で試合ができるのは本当に応援の力があって、とても楽しくプレーできました。もっとこの雰囲気を味わいたかったです」
日本開催ならではの大声援にも感謝を口にした。次戦はヨーロッパスマッシュ(スウェーデン)、その後はアジア競技大会(名古屋)を見据える。
「この経験を次の大会につなげて、また日本でいい試合を見せられるように頑張りたいです」

<WTTチャンピオンズ横浜 女子シングルス1回戦>
伊藤美誠 1-3 王芸迪(中国)
11-8/1-11/9-11/3-11

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