2019.12.12
卓球五輪代表レースはついに最終章。勝ち残るのは石川佳純か平野美宇か?グランドファイナル開幕!
石川佳純 平野美宇/テレビ東京卓球NEWS
2019年シーズンを締めくくる「ITTFワールドツアー・グランドファイナル」<12月12~15日>が中国河南省の省都・鄭州市で開幕する。男女ともワールドツアー成績上位16人が集結し、毎年大きな注目を集める大会だが、今年は日本勢にとって東京2020五輪の日本代表選考レースが決着する大一番となる。
<日本からの出場選手>
●シングルス
【男子】
張本智和(木下グループ)
水谷隼(木下グループ)
【女子】
伊藤美誠(スターツ)
平野美宇(日本生命)
石川佳純(全農)
佐藤瞳(ミキハウス)
【女子】
木原美悠(JOCエリートアカデミー)/長崎美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)
平野美宇(日本生命)/芝田沙季(ミキハウス)
●ミックスダブルス
水谷隼(木下グループ)/伊藤美誠(スターツ)
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見どころは何といっても女子の石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)の最後の五輪シングルス代表争いだ。先週、カナダで開かれたノースアメリカンオープンで優勝した石川は、わずか65ポイント差でリードしていた平野を逆転し、135ポイントのリードを持ってグランドファイナルを迎える。
平野がこれを逆転するには、石川を上回る成績を出さなくてはならない。対する石川は平野と同等以上の成績であれば五輪代表選考レースを勝ち抜き、伊藤美誠(スターツ)に続くシングルスの代表枠を確実とできる。
しかし、グランドファイナルは強敵ぞろいで、 卓球帝国・中国からは実に10人もの選手が出場。11日の正午にドロー抽選会が行われ石川は世界女王の劉詩ブン(世界ランク3位)、平野は王芸迪(同18位)と1回戦で対戦することが決まった。
ノースアメリカンオープンの敗戦からわずか4日後のグランドファイナルで平野の逆襲なるか? それとも石川がこのまま逃げ切るのか? 結末は予測不能だ。
一方、男子も11月29日~12月1日にかけて行われた男子ワールドカップでベスト8の丹羽孝希(スヴェンソン)が五輪代表争いで水谷隼(木下グループ)を逆転。現在495ポイント差でリードしているが、丹羽にはグランドファイナル出場資格がなく、水谷にとってグランドファイナルが最後の逆転のチャンスとなる。だがそれにはベスト4以上が条件と状況は厳しい。
なお、グランドファイナル繰り上げ出場の可能性もあった丹羽だが、先月のT2ダイヤモンド・シンガポール大会で足首を痛めたコウ鎮廷(香港)がエントリーを取り消さなかったため、リザーブリストに名前が残ったままとなっている。
ダブルスは先月のワールドツアープラチナ・オーストリアオープンと世界ジュニア選手権で立て続けに優勝した女子の木原美悠(JOCエリートアカデミー)/長崎美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアが堂々の第1シード。また今大会はシングルスに集中すると思われていた平野が芝田沙季(ミキハウス)とのペアでダブルスにも出場する。ミックスダブルスでは水谷/伊藤の"じゅんみま"ペアが優勝争いに絡む可能性が高い。
そして、すでに五輪代表入りを確実にしており、同大会で史上最年少(15歳172日)優勝を果たした張本智和(木下グループ)の連覇にも期待がかかる。調子を上げている張本は男子ワールドカップで世界ランク1位(現在は2位)の樊振東に決勝で敗れたものの銀メダルに輝き、日本に同大会初のメダルを持ち帰った。
準決勝では世界王者の馬龍を下すなど波に乗る。その勢いをグランドファイナルに持ち込めれば連覇も見えてくるはずだ。同じく五輪代表入りが確実の絶好調・伊藤の同大会初優勝も十分にある。
シングルス1回戦の組み合わせは以下の通り。
■男子シングルス
許キン(中国)vs 趙子豪(中国)
張本智和(日本)vs フランツィスカ(ドイツ)
梁靖崑(中国)vs コウ鎮廷(香港)
鄭栄植(韓国)vs 馬龍(中国)
林高遠(中国)vs オフチャロフ(ドイツ)
ファルク(スウェーデン)vs 林イン儒(台湾)
水谷隼(日本)vs カルデラノ(ブラジル)
ボル(ドイツ)vs 樊振東(中国)
■女子シングルス
孫穎莎(中国)vs 何卓佳(中国)
平野美宇(日本)vs 王芸迪(中国)
陳幸同(中国)vs フォン・ティエンウェイ(シンガポール)
朱雨玲(中国)vs 王曼イク(中国)
陳夢(中国)vs 銭天一(中国)
石川佳純(日本)vs 劉詩ブン(中国)
佐藤瞳(日本)vs 丁寧(中国)
伊藤美誠(日本)vs 鄭怡静(台湾)
(文=高樹ミナ)



