日本代表枠は男女各3名!
シングルスの出場権は世界ランク上位2名
日本代表枠は男女各3名!
シングルスの出場権は世界ランク上位2名
いよいよ来年に迫った東京2020。卓球競技は、2020年7月25日(土)~8月7日(金)にかけて行われ、男女シングルス、男女団体(3選手で戦うチーム戦)、そして今大会から初採用となるミックスダブルスの5種目で熱戦が繰り広げられる。
いよいよ来年に迫った東京2020。卓球競技は、2020年7月25日(土)~8月7日(金)にかけて行われ、男女シングルス、男女団体(3選手で戦うチーム戦)、そして今大会から初採用となるミックスダブルスの5種目で熱戦が繰り広げられる。
世界ランク 決定方法
各大会のポイントは12カ月間有効で、例外として世界卓球、ワールドカップ、ワールドツアー・グランドファイナル、大陸選手権、大陸杯のポイントは次回の開催まで有効。各選手毎、有効期間内で成績の良い方(ポイントが高い方)から8大会分のポイントが合計され、それによってシニアの世界ランクが決まる
各大会のポイントは12カ月間有効で、例外として世界卓球、ワールドカップ、ワールドツアー・グランドファイナル、大陸選手権、大陸杯のポイントは次回の開催まで有効。各選手毎、有効期間内で成績の良い方(ポイントが高い方)から8大会分のポイントが合計され、それによってシニアの世界ランクが決まる
世界ランク※2020年1月発表時の有効ポイント
2019.12.9 更新
世界ランク※2020年1月発表時の有効ポイント
2019.12.9 更新
女子は伊藤がシングルス代表確実。女子の2番手争いは石川と平野の一騎打ち
11月12日~17日に行われたITTFワールドツアー・オーストリアオープンで伊藤美誠(スターツ)が今シーズン初優勝を果たしてポイントを加算。この段階であとを追う石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)が残りの大会で全部優勝したとしても、伊藤のポイントを抜くことができなくなり、伊藤の代表一番乗りが決まった。T2ダイヤモンド<シンガポール・11月21日(木)~24日(日)>では準優勝を果たして800ポイントを加算している。
一方、まだ行方がわからないのが石川と平野による2番手争い。代表選考に直接関係する2020年1月時点で有効なポイントの合計点では、ノースアメリカンオープンで優勝した石川佳純が200ポイントを加算して【10830】になり平野美宇【10695】を土壇場で逆転。135ポイントのリード。とはいえ、その差はわずかであり、グランドファイナルの結果次第では平野が再び逆転する可能性も十分にある。
男子は張本が確実。丹羽vs水谷の熾烈な争い
一方の男子は、団体メンバー選考も含めて、女子よりも複雑な状況になっている。まず日本男子のトップを走る張本智和(木下グループ)は、女子の伊藤と同様にオーストリアオープン後にシングルス代表入りが確実。その後のT2ダイヤモンドでも日本人最高の3位入賞でポイントを加算。男子ワールドカップでも日本初の銀メダルを獲得してポイントを【12465】までのばしている。
シングルスの残り1枠を争うのは、丹羽孝希(スヴェンソン)と水谷隼(木下グループ)。両者の有効ポイントは、男子ワールドカップでベスト8の丹羽孝希が【9420】で水谷隼【8925】を逆転。残り1枠のシングルス代表の座に大きく近づいた。
残りの2大会では水谷がグランドファイナルに出場予定。また丹羽は、あと一人欠場者が出れば、グランドファイナルへの繰り上げ出場の可能性も残されている。水谷が丹羽を逆転するには、グランドファイナルで上位に入るしか道がない。
■最新の世界ランク一覧はこちら
男子 | 女子 | |
1 | ![]() 張本 智和12,465 Pts. |
![]() 伊藤 美誠14,310 Pts. |
2 | ![]() 丹羽 孝希9,420 Pts. |
![]() 石川 佳純10,830 Pts. |
3 | ![]() 水谷 隼8,925 Pts. |
![]() 平野 美宇10,695 Pts. |
4 | ![]() 森薗 政崇5,195 Pts. |
![]() 佐藤 瞳7,995 Pts. |
5 | ![]() 神 巧也5,055 Pts. |
![]() 加藤 美優7,545 Pts. |
東京2020 日本代表候補 選考基準
まず、2020年1月発表の世界ランク日本選手上位2名がシングルスの代表権を獲得。そして団体要員となる3人目は、団体での活躍が期待できる選手1名を強化本部が選出する。 ミックスダブルスに出場するのは1組のみで、代表選手男女各3名の中から最も良いと思われるペアリングを強化本部が決めることになっている。
1.シングルス代表候補選手 2名
2020年1月発表の世界ランキング日本人上位2名をJOCに推薦。
※上位1位の世界ランキングポイントが3名以上、若しくは2位の選手が2名以上重複した場合は、以下の順序で上位を決定する。
※2019年1月1日~12月31日までの期間を評価
※①世界卓球 ②ワールドカップ ③ワールドツアーグランドファイナル ④ワールドツアープラチナ6 大会
(2)世界ランキング30位以内(日本人選手、同一選手含む)に勝利した回数
(3)該当する選手間で最終決定戦を行う。(詳細は後日決定)
2.団体戦代表候補選手 1名
上記1.の代表候補選手とダブルスが組め、団体戦でシングルス及びダブルスにて活躍が期待できる選手1名を、強化本部が決定し理事会に報告及びJOCに推薦。
3.混合ダブルス代表候補選手男女各 1名
上記1.2.代表候補男女各3名の選手の中で、最高のペアリングと思われる混合ダブルスペア1組を、強化本部が決定し理事会に報告及びJOCに推薦。なお、日本は開催地枠として全種目のエントリーが保障されており、予選で出場資格を獲得する必要がない。従って、混合ダブルスベスト4に代表資格が発生する予定である。2019年12月ITTFワールドツアーグランドファイナルについては、混合ダブルスの代表候補選手選出の対象大会としない。
※ベスト4に入ったペアは、所属NFならびに所属NOCが承認するまで代表ではなく、所属NFと所属NOCに最終的な決定権があることはITTFと確認済みである。
4.リザーブ候補選手1名
日本がメダルを獲得するために必要なダブルス及びシングルスでの国際競争力を持ち合わせている者1名を、強化本部が決定し理事会に報告及びJOCに推薦。リザーブ選手の発表時期はJOCへのエントリー期限直前とする。
5.補足基準
代表候補選手及びリザーブ候補選手が故障等で大会参加が不能となった場合、その代替候補選手は、強化本部が決定し理事会に報告及びJOCに推薦。
各国際大会ポイント表
世界ランクは、オリンピックや世界卓球、各地で行われるITTFワールドツアーなど、世界ランクに関わる国際大会で獲得するランキングポイントによって決められる。
獲得ポイントは、大会のカテゴリーや成績によって異なり、グレードの高い大会で上位の成績になるほどポイントが大きくなる(下記参照)。獲得したポイントは12カ月間有効で、12カ月を過ぎると消失。ただし、世界卓球、ワールドカップ、ワールドツアー・グランドファイナル、大陸選手権、大陸カップのポイントは、同大会の次開催まで有効。
そして各選手の獲得ポイントの中で、ポイントの高い上位8大会の合計を集計し、ポイントの高い順から世界ランクが決められる。
五輪 | 世界卓球 | ワールドカップ | |
---|---|---|---|
優勝 | 3000 | 3000 | 2550 |
準優勝 | 2550 | 2550 | 1915 |
3位 | 1950 | 1950 ベスト4 |
1660 |
4位 | 1800 | 1530 | |
ベスト8 | 1500 | 1500 | 1275 |
ベスト16 | 1200 | 1200 | 1020 |
ベスト32 | 900 | 900 | 765 |
2回戦 | 600 | 600 | |
1回戦 | 450 | 450 | |
予選 | 300 |
ワールドツアー | グランドファイナル | プラチナ | レギュラー |
---|---|---|---|
優勝 | 2550 | 2250 | 1800 |
準優勝 | 2040 | 1800 | 1440 |
ベスト4 | 1660 | 1465 | 1170 |
ベスト8 | 1275 | 1125 | 900 |
ベスト16 | 1020 | 900 | 720 |
ベスト32 | 675 | 540 |
ワールドツアー | チャレンジプラス | チャレンジ | |
---|---|---|---|
優勝 | 1100 | 850 | |
準優勝 | 880 | 680 | |
ベスト4 | 715 | 555 | |
ベスト8 | 550 | 425 | |
ベスト16 | 440 | 340 | |
ベスト32 | 330 | 255 |
T2ダイヤモンド ※ボーナスポイント | |
---|---|
優勝 | 1000 |
準優勝 | 800 |
3位 | 700 |
4位 | 600 |
ベスト8 | 500 |
ベスト16 | 400 |
※T2ダイヤモンドは、ワールドツアーの成績上位選手を主とした男女各16名が出場できる大会。T2ダイヤモンドでの獲得ポイントは、世界ランクを決める上位8大会とは別にボーナスとして加算される。世界ランクを上げるうえでT2ダイヤモンドに出場できるかどうかが大きな意味を持ってくる。 |
アジア選手権&アジアカップ | |
---|---|
優勝 | 1800 |
準優勝 | 1350 |
3位(ベスト4) | 1170 |
4位 | 1080 |
5位(ベスト8) | 900 |
6位 | 855 |
7位 | 810 |
8位 | 765 |
ベスト16 | 720 |
ベスト32 | 540 |
ベスト64 | 360 |
ベスト128 | 270 |
団体戦1勝 | |
---|---|
五輪 | 250 |
世界卓球 | 250 |
ワールドカップ団体戦 | 250 |
アジア選手権 | 180 |
今後の主な大会スケジュール
ポイントが付与される大会
開催期間 | 大会名 | 放送 | 配信 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
9.10~14 | 【チャレンジプラス】パラグアイオープン | |||||
9.15~22 | アジア卓球選手権大会 | |||||
10.1~6 | 【WT】スウェーデンオープン | LIVE | ||||
10.8~13 | 【WTプラチナ】ドイツオープン | BSテレ東 | LIVE | |||
10.16~20 | 【チャレンジ】ポーランドオープン | |||||
10.18~20 | 女子ワールドカップ | BSテレ東 | LIVE | |||
10.30~11.3 | 【チャレンジ】ベラルーシオープン | |||||
11.6~10 | 卓球ワールドカップ団体戦 | テレビ東京 | LIVE | |||
BSテレ東 | ||||||
11.12~17 | 【WTプラチナ】オーストリアオープン | LIVE | ||||
11.13~17 | 【チャレンジ】インドネシアオープン | |||||
11.21~11.24 | T2ダイヤモンド シンガポール | BSテレ東 | LIVE | |||
11.29~12.1 | 男子ワールドカップ | BSテレ東 | LIVE | |||
12.4~8 | 【チャレンジプラス】ノースアメリカンオープン | LIVE | ||||
12.12~15 | グランドファイナル | テレビ東京 | LIVE | |||
BSテレ東 |