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#114   鵜匠
       山下純司(やました・じゅんじ)

今回の匠:写真

2008/6/6放送

山下純司 プロフィール
1939年 岐阜生まれ
33歳で宮内庁式部職鵜匠に就任


「 鵜に従えば やることは無限にある 」

鵜飼。篝火のもとで、鵜と鵜匠が執り行うこの漁は、1300年の歴史を持つ漁法です。今回の匠は、鵜とともに暮らす鵜匠山下純司さん。「朝起きたら川べりに立って、でこの情景をみて、そして鵜の生活をしてる鳥屋へ行って、そして鵜と触れ合う。この手を介して川のね、姿を鵜に知ってもらう。」


心とは、元来動物の内蔵を現す言葉。こうして鵜の身体に触れることは、鵜と鵜匠の心の触れ合いなのです。「鵜と触れ合うことによって段々、段々この手から色んなことを感じたり。もう何しろ日にちを重ねな。重ねると、そするとこの鵜の仕事が楽しくなってくる。」 


鵜飼とは、鵜を使って漁をすることではなく、鵜と共に生活を営むこと。匠はその心情をこう詠いました。“鵜のこころ 鵜匠のこころ 今日語らい 明日また語らう このえにし 鵜と鵜匠の一生なり”「鵜のやることなすことにしたがっとれば間違いないの。で、やることは無限なの。」


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