匠の肖像 匠の肖像

匠の肖像ナレーター紹介

柳家花緑

番組のナレーションを担当し、一年半くらいたったでしょう。いい〜番組です。日本という国に生まれたことを誇りに思います。「匠」という括りで、こんなにも沢山の人を紹介できることを驚いております。そして、番組はまだまだ続くんです。これがまもなく終了ですっていうなら、あぁ、もう日本の「匠」は、だいたい紹介しちゃいました、まぁまぁ仕方がない、昔は職人さんが多くいたけれど、今の時代、伝承が行き届かないのは無理もないなぁ〜という話になるんですが、そうじゃない!「匠」が日本にはまだまだいっぱいいるそうです。嬉しいです。幸せです。感謝です。有り難いことです。

私は、日本の文化は心の文化だと思います。心を込める、ということを、昔からずーっとやってきた民族です。だから、心にまつわる言葉も多い。「心がける」「心がはずむ」「心に染まる」「心に留める」「心を鬼にする」「心を許す」「心を寄せる」そして「心を込める」。つまり、匠といわれる人達は、みんな自分の想い、その心を形に表した人だろうと思います。「心、此処に有らず」では形にならないのです。思いという想像力を使って、まさに創造しているんだと思います。ものを作り出すことは、とてもクリエイティブなことです。それは、番組の音楽を担当している稲本響さんも同じです。そして、この番組に関わるスタッフも全員が、匠に共感と感謝を持って取り組んでいる。そこにナレーションをつけている私がおるのです!もう、感謝、感謝です。そしてもう一つの感謝。スポンサー企業にもお礼を言いたい。先日、社長と社内報で誌上対談させていただきましたが、やはり匠の心が宿る、ハートの大きい人でした。そういう私も、落語を通して、日本の匠と呼ばれるよう精進をしていきたいと思っております。是非、番組「匠の肖像」を毎週見てもらいたいなぁ〜。

(柳家花緑・記)

柳家 花緑
profile

1971年東京生まれ。落語家。
祖父・五代目柳家小さんに入門し、9歳で初高座。
1994年、戦後最年少の22歳で真打に昇進。
舞台やテレビ、映画でも活躍し、今、最も注目される若手落語家の一人。


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