日本の職人や伝統工芸師、デザイナー等、匠と呼ばれる彼らの魂は、全て「手」から生み出されている気がしてなりません。道具を握る手、温度や感触を確かめる手...。ピアニストとしては、どうしてもそこに目がいってしまいます。
日本の文化は日本人の手が支えているといっても過言ではないのかもしれない。生身の人間の温もりが手を伝って道具や作品に注がれていく姿は、いつまで見ていても飽きません。このテーマ曲は、そんな匠達の温もりを僕の指と鍵盤を通して皆さんに伝える役割を果たせれば嬉しいです。
(稲本響・記)



