匠の肖像 匠の肖像

2009年3月27日放送

#156 活版整版家 三木弘志(みきひろし)

番組内容

「 ニコニコ仕事する 」

名刺を作りたくて訪れたのは、活版印刷の工房。三木弘志さん。活版を手掛けて45年。「印刷の中で、名刺が一番難しい、なぜかというと自分で持って歩く、それが顔がわりになっていると」


三木さんが向かうのは、文字の海。文選(ぶんせん)という作業、一つ一つ活字を選んで拾ってゆきます。全体のレイアウトを計算し、活字をくむ。長年の職人の勘が働きます。出来上がった版を印刷機にかけ一枚一枚刷る。「ゆっくり刷るのと、トントンとたたくと全然印刷のあがり違います。だから100枚刷ったら100枚とも全部印刷物のあがりが違うと」


ほんの少し前まで、新聞も本もこんな風に手作業で作られていました。いまやデジタル全盛の時代。しかし、ここ数年、活版は若者たちの間で人気を集めています。「温かみがある。その温かみが伝わる気持ちとなって伝わる部分があると思う」工房に通って6年になる金子さんの言葉です。
「いろんな若い人たちとお話できたり、逆に刺激されたり、逆に勉強させてもらったり。来ていただているのは、本当にうれしいことで、いつもニコニコして仕事をやっております」出来上がった名刺。そこにあるのは、確かな技術と人間の温かさ。


三木弘志 プロフィール
1947年 兵庫生まれ
都立工芸高校の講師も務める

次回の匠

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「匠の肖像」は156回目を以て放送終了します。
ご視聴いただき有難うございました。


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